今も絶大なる人気を誇るTVドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』。なかでもマンハッタンの中心に住みながら、洋服がぎっしり詰まったクローゼットを持ち、全ての移動にタクシーを使用し、毎週マノロ ブラニクの新作を購入する、主人公キャリー・ブラッドショーのライフスタイルに憧れた女性も多かったはず。でも週一で新聞にコラムを連載するコラムニストとしての収入源だけでは、あれほど豪華な生活を維持できるはずはない、なんて疑問に思った視聴者も多かったのでは?

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そんなキャリーもシーズン416話「独身女の査定価格」では、金策に走り回る姿を見せていたのを覚えているだろうか。アパートを立ち退くか買い取るかの選択を迫られ、引っ越したくはないけれど、銀行にローンは組めないと言われたキャリーはサマンサ、ミランダ、シャーロットの3人に相談することを決意。キャリーを心配したサマンサとミランダは「お金を貸す」と伝える。でもシャーロットだけはお金の貸し借りに反対。それに怒ったキャリーはシャーロットと口論に。でも最終的にシャーロットは離婚を吹っ切るため、「頭金に使って」とキャリーにティファニーの指輪を差し出すという話だった。

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このエピソードについて、『SATC』の脚本家で共同プロデューサーだったエイミー・ハリスは、「シャーロットに対するキャリーの態度が気に入らなかった人がいても、仕方がないと思う」「サラ・ジェシカとも話し合ったけれど、キャリーがその後、シャーロットにきちんとお金を返済したと私たちは信じている。シャーロットの指輪はプレゼントではなくローンのようなものだった。それによって、キャリーも少しは浪費を抑え、貯金するようになったと私たちは予想している」と米ニュース専門放送局『CNBC』に語った。

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さらに「このエピソードでキャリーは、間違った選択をたくさんしてきたこと、貯金がゼロであること、そのツケが回って来たことを認めなければならなかった。でも彼女はそれからきちんと学んだ」とコメント。

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またキャリーの浪費癖をめぐり、脚本家たちの間でも意見が分かれたようで、「私たちの間で最も議論にあがったのは、お金の価値観についてだった」と説明し、そこからサマンサの「お金が絡むと人間関係はおかしくなる」というセリフが生まれたことも明かした。

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このエピソードは2002127日にアメリカで放送されたものだけど、貯金がない、ローンが組めない、住む場所がないという生活には、『SATC』を観たことのないミレニアル世代も共感が持てるかも。何年経っても色褪せることのないSATC』、先日第3弾の制作が中止になったことが明らかになったけれど、やっぱり続編が見たい!

Courtesy of HBO, New Line Cinema Translation: Reiko Kuwabara From Digital Spy