レゲエの神様ボブ・マーリーや、元陸上選手のウサイン・ボルトを輩出した国、ジャマイカ

国名はよく耳にするけど、友達から「ジャマイカに旅行に行ってきた」という話は、なかなか聞かないはず。ジャマイカ大使館の調べによると、日本からの過去15年間の渡航者は、たった10万人程度だそう。つまりジャマイカは日本人にとって、まだまだ"未知なる国"の1つと言えるのかも。

そこで、コスモポリタン イギリス版エディターのヴィクトリア・ジョエットがお届けする、ジャマイカでのリアルな旅レポートを紹介! 次のバカンスは思い切って、ジャマイカに飛んでみるのもいいかも!?

まった場所

ジャマイカ・ペガサスホテル、キングストン

「中心街からちょっと歩けば着くペガサスホテルにチェックインすると、活気あるキングストンの町中にいることをついつい忘れてしまうほど、静かで落ち着いた空間が広がっているの。上層階の部屋に泊まれば、キングストンの街並みをパノラマビューで見渡せます」

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ホテル・モッキングバードヒル、ポート・アントニオの東部

「この一風変わったエコホテルは、現実逃避したい時にピッタリの場所。個人営業の小さなホテルで、壁一面がオープンサッシになっていて、扉を開けばすぐ目の前にジャマイカの森が広がる。当然、森に隣接しているとあって虫はいるけれど、現地の強力な虫除けスプレーと、ベッドの上に優雅に広げられた蚊帳のおかげで、そこまで困ることはないはず。但し、超虫嫌いの人はパスした方が賢明かも。あるいは、宿泊しなくても、ホテル内の絶品レストラン(ミルフルール)や愉快な料理教室は試してみる価値あり」

ハーフムーンホテル、モンテゴ・ベイ

「究極のラグジュアリーと言えばここ。一度ジャマイカのハーフムーンホテルにチェックインしたら、もう二度と帰りたくなくなるはず。スイートルームはビーチ沿いに位置しているため、部屋からテラスに出れば目の前はもう海。巨大なバスルームから四柱式のベッドまで、すべてが贅沢そのもの。リゾート自体はかなり広く、スイートルームの配置からか、まるで宿泊客は自分だけかのような開放感を得られます。さらに、この上なく素敵なスパまで完備。全身マッサージの予約を入れれば…きっと一生後悔しないリゾート満喫の旅となるわ」

れた観光スポット

キングストンにあるボブ・マーリー・ミュージアム

「本人の旧宅を訪れる以上に、かの音楽界のレジェンドを知るのにふさわしい方法はないのでは? 彼の自宅ツアーをしながら(ビルトインのレコーディングスタジオまで完備)、ジャマイカを代表するミュージシャンの貴重な人生と偉業の記憶を辿れる場所」

ブルー・マウンテンにあるオールド ・タバーン・コーヒーエステート

「山奥に潜むオールド・タバーン・コーヒーエステートは一見の価値あり。道のりは少々複雑だけど、現地の地理をよく知るローカルドライバーに頼めば目的地までしっかり連れて行ってくれるはず。そこではコーヒー農家の方々に会い、山に繰り出してコーヒー豆を摘み、彼らがそれをローストするのを見学できるの。その後は淹れたてのホットコーヒーを飲みながら、ブルー・マウンテンのパノラマの絶景を山小屋から堪能」

ポート・アントニオのリオ・グランデ川でラフティング

「"キャプテン"が両側に広がる絶景の中を漕いでくれる間、自分はただ座っているだけでOK3時間のラフティング体験。うねる川、水しぶきを上げる滝、森林の生い茂る川辺は、言葉を失うほどの美しさ。途中の"ベリンダ"というリバーサイド・レストランで食べられるザリガニのシチューもこの上ない絶品」

モンテゴ・ベイのハンプデン・ラム酒工場ツアー

「蒸溜所をツアーで回れば、あなたもきっとラム酒の達人になれるはず。1750年に創設されたこの工場は、隅から隅まで絵画のような美しさを誇る場所。ツアー後は、ラムのテイスティングにも参加してから帰らないと、もったいないわよ!」

モンテゴ・ベイのラスタファリ先住民族の村

「ツアーに参加したら最後、そこへ移り住みたくなること間違いなし。村の人々と出会い、一緒におしゃべりをし、歌を歌いながら、ラスタファリの風習に触れられる貴重な機会。きっと一生忘れられない思い出になるはず」

べたもの

スタッシュ・イン・ザ・ブッシュ

「オーガニックで、田舎風の素朴な家庭料理のようなメニューの数々は、絶対に後悔しない味。美男美女カップルのクリスとリサが営むこのレストランでは、家庭菜園で育てたオーガニック野菜、ハーブ、果物たちが、よだれが出るような絶品料理に早変わり。クリスとリサいわく、"アイタル農業(ラスタファリアンの自然食)とエキゾチックな野菜の融合を実現させたスタッシュ・イン・ザ・ブッシュは、母なる大地と高級料理をこよなく愛する人のためのレストラン。田舎風でありながら、とってもグルメ。いわばセクシーなまでの菜食主義ね"。お店は完全予約制。予約はこちらから」

デヴォン・ハウスのアイスクリーム店「I-Scream」

「ジャマイカで最初の億万長者だったジョージ・スティーベルの、かつての住まいだった歴史的建造物であるデヴォン・ハウス・マンションの中にあるI-Screamでは、27種類以上のフレーバーアイスが楽しめます。その豪邸の立派さはもちろん、I-Screamはジャマイカアイスクリームの一流ブランドで、『ナショナル・ジオグラフィック』誌では世界の美味しいアイスクリーム第4位にランクインしているんだとか」

レッド・ボーンズ・ブルース・カフェ

「ジャズとブルースをテーマにしたこのレストランでは、カリビアン風フュージョン料理に舌鼓を打ちながら、ライブ演奏が楽しめます。また、ここでは絵画の展覧会、外国映画の上映会、演劇の上演などの企画を定期的に行っているため、旅行前にお店のウェブサイトをチェックして、行く日をあらかじめ決めておくのがオススメ」

シュガーミルレストラン

「シュガーミルでは、伝統的なジャマイカ料理が現代風な創作料理へと大変身。あらゆるセンスと味が融合した自慢の高級料理を堪能できるこのレストランは、おしゃれな料理好きの観光客必見のお店」

ミスT'sキッチン

「地元らしい伝統料理の方がお好みの人は、ミスT'sへ。ここではヘルシーなジャマイカの最高品質の家庭料理を提供しています。バラエティに富んだボリューム満点の料理の数々に、お腹いっぱいになること間違いなし」

まけ情報

ドライバーを雇うのがオススメ

「少々お金はかかってしまうけれど、地元を熟知したドライバーに島の様々な隠れスポットを案内してもらうことで、あなたの旅行もきっと格別に。個人的には<パラダイス・トラベルズ>のジャーメインさんがイチ押し! 彼なら島中の近道ルートも、美味しいフードスポットも、全部紹介してくれるはず」

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

COSMOPOLITAN UK