アメリカの観光名所と言えば、ニューヨーク、カリフォルニア、フロリダなどが筆頭に上がるけど、大人にこそオススメしたいのがボストン!ということで、先日ボストンを旅したばかりのコスモポリタン イギリス版のライター、カトリオーナがボストンの魅力をたっぷりご紹介します。

宿泊先

【景気よく行きたいなら…】

「断然オススメなのが<W Hotel>。チャイナタウンと劇場エリアに挟まれた場所に位置しているので、床から天井に届く大きな窓からはボストンの夜景を一望できるというわけ。ラグジュアリーでクールなホテルのベッドは広々としていて、160㎝たらずの私なら横向きにも寝られるほど(しなかったけど)。滝のように流れるシャワーに夢のようなスパは、もう出たくないぐらい。日中歩き疲れた体を心地よく癒してくれます。

平均的な部屋代は345ドル(約4万円)、スイートルームは1400ドル(約16万円)。※時期によって変動あり

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「ステキなガウンとベッド」

【懐がさびしい場合は…】

「<HI Boston Hostel's>がピッタリ。ホステルという言葉にガッカリしないで。私はかなりバックパッカーをしてきたけど、ここはこれまでのベストホステルの1つ。(<HostelWorld>で検索すれば、世界中のすごくステキなホステルを探すことができるので、興味のある方はどうぞ)。ホステル感を味わいたいなら、48人用のドミトリーもあるけど、個室がいい人はぜひ詳しく調べてみて。私は、こんなに寝心地のいいホステルのベッドは初めてだった!

HIにはトースト、シリアル、ワッフル の朝食もついていて、フロントには無料のクッキーや耳栓も。これぞ、ミレニアル世代の旅行者のハートをつかむ必殺技。共有スペースにはボードゲームやビリアード台もあるし、夜遊びや映画鑑賞会、素晴らしいハーバード大学のウォーキングツアー(無料)の企画もあったりして、これは本当にオススメ。

ドミトリーは冬場なら30ドル(約3,500円)、夏場は50ドル(約5,800円)から。

個室はシーズンオフなら100ドル(約12,000円)から、ハイシーズンは210ドル(約24,000円)から。※時期によって変動あり」

【その中間を狙うなら…】

「<Boston Park Plaza>に決まり。創業1920年代という歴史を誇る老舗ホテル。最近、多額の費用を投じて改装をしたけど、ロビーに足を踏み入れたとたん、『華麗なるギャツビー』の世界に迷い込んだかのよう。とってもステキなホテルなのに値段はそれほどでもないのもありがたいところ。部屋は広くて(他もすべて広い)、ボストン・パブリック・ガーデン(暑い季節には必ず訪れるべき公園)まで数分という立地。ロビーにあるバーもカクテルを一杯引っ掛けるのに最適。

平均的なスタンダードタイプの部屋代は149ドル(約17,000円)から399ドル(約47,000円)。※時期によって変動あり」

私たちがしたこと

【フリーダムトレイル】

ボストンの中心部にあって、歴史のある地域をつなぐ4㎞ほどの道。街全体の雰囲気がわかるので、旅の始めに回るのがオススメ。伝統的な衣装を着たガイドのツアーもあって、料金はわずか12ドル(約1,400円)。歩くのはちょっと…、という人は、ダック・ツアーなんていかが? こちらは水上も走れる観光バスで、市内を走ったり、川を渡ったりする人気のツアー」

ニューイングランド人風にケープコッドで休暇】

ボストンハーバークルーズには、市内の埠頭からケープコッドの先端にあるプロヴィンスタウンまでの直行便があり、わずか90分で行けて、費用はそこそこ。ローカルな楽しみ方をしたい人は、ハイシーズンはチケットがすぐ売りきれる上に高くなるので、早めに予約すること。ケープコッドでは、様々なシーフードを楽しみ、ホエールウォッチング4月から10月がピーク。私は9月に行ったけど、たくさんのザトウクジラが見られました)に行って、街を自転車で探索する(街が1番よくわかる!)のがオススメ」

「ケープコッドをサイクリング」

【ハーバード大学訪問】

「有名大学だけに興味深い歴史があって、間違いなく訪れる価値あり! 行けばあなたも大学に行き直したくなっちゃうかも。一通り見たら、<JP Licks でジェラートを買って、芝生の上で食べること。とってもおいしいの!」

[instagram ]https://instagram.com/p/BJoDNePjjA6/ [/instagram]

「学生に見える?」

【たくさん歩く】

「特に都心部とウォーターフロントをつなぐローズ・F・ケネディ・グリーンウェイ沿いがオススメ。かつては高速道路が走っていたけれど、景観の問題もあって高速道路を地下化、空いたスペースを半円状の緑地にしたのだそう。アートの展示もしょっちゅう変わるし、おいしい食べ物の屋台は出てるし、wi-fiは使えるし、断然チェックの価値あり。ここから市内のほぼどこにでも行けます」

【観光客気分を味わう】

「博物館と聞くと地味に聞こえるかもしれないけど、ジョン・F・ケネディ博物館の外観には退屈しないはずだし、中を見たらジョンとジャッキーのファンになって、ボストンの書店を周り、2人の伝記を探し出して買うことになるかも!?(私はそうしました)

「ジョン・F・ケネディ博物館からの景色」

【食べたもの】

「<Yvonne's>は1度行く価値あり。私はそれほどシーフード好きではないけど、ここで食べたカキのパルメザンチーズ焼きとロブスタートーストは、今回の旅行中に食べた最もおいしいものの2つ。内装もかなりオシャレで、伝統とモダンの融合といったところ。数年前までは長年続いたストリップバーだったというのも頷ける感じ」

「昨夜のYvonne'sの食事が忘れられない」

「もし二日酔いだったり、お金に余裕がなかったりしたら、ノースエンドを目指すこと。<Galleria Umbertoなどのイタリア料理店がいくつもあって、大きな四角のテイクアウト用ピザ(ただし、マルゲリータだけ)が11ドル85セント(約210円)。私たちも例のローズ・F・ケネディ・グリーンウェイに持って行ったけど、特に二日酔いの日の午後に食べたときはおいしかった。これ、効きます」

「公園のピザで、地獄の二日酔いから救われる!」

「ノースエンドでは、家族経営のイタリアンレストランや、ケーキ屋さん<Mike's Pastryと<Modern Pastry>も要チェック。ボストンに行ってカンノーリを食べないで帰ってくるなんて邪道。お腹周りのことより、おいしいものを口に入れる瞬間を大事にするあなたは、ティラミスも試してみて。

もしあなたがグルメなら、オススメは断然<Tasting Counter >。料金お高めなので特別なディナーになるけど、その価値あり。ビールの醸造所にあるので、席は20席ほどしか無く、それぞれの料理に完璧に合うワインやビール、サイダーを選ぶためのテイスティングメニューを用意してくれるのが魅力。シェフが目の前で料理してくれて、客は事前に予約して支払うので、最後に料金やチップであたふたする必要がないというのも、アメリカでは珍しいこと。それに、なんと言っても、おいしい。この一言に尽きる!

ボストンはシーフードが有名なので、1度もロブスターを食べないで帰るのは罪に等しいと言えるかも。私のオススメは<Barking Crab>。ロブスターサンドやロブスター・マカロニアンドチーズなど、あらゆるシーフード料理を揃えた店。川を臨むテントの下、ベンチに座って食べられるのも気軽で◎。その分、料金も格安」

「ロブスターー!

【そして飲んだのは…】

「ボストンが大切にしているその土地の歴史の一端は<Carrie Nation>で味わえるはず。ここは、まるで1920年代の禁酒法の時代にさまよい込んだかのような、(かつての)潜り酒場兼レストラン。オシャレなダークレザーのイスに、落とした照明が雰囲気抜群。今ではアルコールは合法なので、いくらでもどうぞ。

また、夜景を楽しむにはルーフトップバーが1番ということで、<Envoy>がオススメ。マリオットが所有するオシャレなホテルの屋上にあり、オープンエアのバーからはチャールズ川を一望できる上、素晴らしい夕日も眺められます」

「ケープコッドに出発。でもすぐ戻るよ!」

「<21st Amendment>は州議会議事堂のそばで、政治家と地元の大学生が融合したパブ。普通はない組み合わせだけど、ここのムーディーで歴史を感じさせる雰囲気の中では、共存してしまうのが不思議。ジョン・F・ケネディもここでよくスピーチの原稿を書いていたんだとか」

【リラックスできるのは…】

「これだけいろんなスケジュールを詰め込んだら、疲れた体を休めてもいいはず。私が行ったのは、W Hotelのスパ<W Hotel's Bliss Spa>。ここでエレミスライムとジンジャーソルトのスクラブをしてもらいました。体中の薄皮が剥がれて、まるで施術台の上でお風呂に入っているかのよう。社会人になってから、最も穏やかな時間だったかも。しかも、施術後はリラクゼーションルームで無料のブラウニーとチーズが出るので、これには誰でもハートを掴まれてしまうはず」

とっておき情報

「ダック・ツアーやフリーダム・ツアー、レッド・ソックスの試合、ジョン・F・ケネディ博物館など、伝統的な観光スポットをいくつか訪れるつもりなら、周遊チケットの<Go Boston Card>がオススメ。1日、2日、3日、5日、7日間のいずれかのパスを買えば、通常料金が最高で55%も安くなります。

あと、暖かいときに行くこと。私自身も夏に行ったことしかないけど、ボストンはアウトドアを楽しむ街のような気がするので、あまり寒い時期にはこれほどブラブラ外を歩いていられないかも。ボストンには日ざしがぴったり!

空港からはシルバーラインを使うのがベスト。市の中心部に行く分はタダだから。空港に戻るのは無料じゃないけど、すごく安いので、タクシーよりも断然こっち!」

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN UK