仕事や人間関係で人生に行き詰まったとき、ふとしたくなるのが「旅行」。でも銀行の残高を確認すると、急に現実に引き戻されて、結局実現できなかったり…。

ところが。ニューヨーク出身のマイク&アン・ハワード夫妻は、かれこれ5年間も旅を続けているそう。新婚だった2人が、買ったばかりの家を貸し、仕事を辞めて旅に出たその経緯を、コスモポリタン イギリス版が紹介しています。

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元々かなりの貯金があったものの、夫妻は11人あたり平均12ドル20セント(約1450円)でやりくりしているのだとか。これには、移動費、宿泊費、食費、観光費用がすべて含まれているというから驚き。

もっとも、ただ安く上げることだけが目的ではないよう。最初は貯金を取り崩していたけれど、今ではブログ<Honeytrek>に旅の様子をアップしながら資金を稼いでいる2人。費用を抑えるのは何よりも、なるべく長く旅行するためなのだとか。5年間で50カ国をめぐるハネムーンは、誰だって注目せずにはいられないはず。

「できるだけ安く生活しようとは思っていなくて、できるだけのびのびと生活しようと思っています。費用を抑えれば抑えるほど、95時の仕事から解放されるんですから」と、マイクさん。

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でも、何をどうやったらそんなことが可能に? ここでは、彼らの旅の節約術をいくつかご紹介。

1.貯金する

マイク&アン夫妻は、出発前にかなり貯金していたそうで、これは旅の大前提。いつか長期間旅行に行くつもりなら、今から1日数百円ずつでも貯めておくこと。そうすれば、いざとなったらすぐに出発できるというわけ。「仕事をクビになったり、辞めたりしたら、そのときこそ1カ月や2カ月旅行に出るチャンス。人生を変えるような経験になりますよ!」と2人。

2.ホテルの予約をしない

特に、長期滞在じゃない場合の2人のおすすめテクニックがこれ。到着初日にどこか安い宿を12日借りて、その間にどこか長期滞在できる場所を探すべき、とのこと。「ホテルがウェブサイトを作ったり、ネットで広告スペースを買ったりして広告費用を出していると、その分地元のゲストハウスの5倍から10倍の値段になります」。現地に着くまで待ってから、安い宿を探すのがポイントのよう。

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3.それぞれの場所に長く滞在する

2人が大切にしているのは、時間のある贅沢。しかも、これは節約にもなるのだとか。割高な観光名所を駆け足でめぐって人混みにもまれるより、1つの場所に長くいるほど、土地の雰囲気もわかるし、その土地ならではの経験ができるのだそう。「地元の人の生活に触れるためには、少なくとも1箇所に1週間はいるべきです」とアンさん。

4.留守宅の管理人を買って出る

2人が利用しているのは、<nomador.com>などのサイト。これは、各土地に住む人たちが、旅行に行く間家の管理をしてくれる人を探すサイトなんだとか。確かにこれで宿泊費が浮けば、経済的にかなり助かるはず。しかも、地元の人によるオススメ情報やその土地の様子なども聞けます、とアンさん。「家の所有者は自分の住んでいる場所に誇りを持っているので、彼らのお気に入りのレストランを教えてくれたり、ご近所に紹介してくれたりするんです」。

こんな耳よりな情報を聞いたら、長期旅行に出る人が続出するかも!? でもまずは、毎日の貯金、ですね…。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN US