雑多なカルチャーがひしめき合い、都内屈指のディープスポットとして知られる街、池袋。

ある種の"何でもアリ感"満載のこの地において、トレンドに敏感な女子たちの間でにわかに注目を浴びつつある"サードスポット"があるのをご存知ですか?

池袋西口改札を出て、ビックカメラの前を通り過ぎ、「キリンシティ」の看板が目印の雑居ビル7階。

エレベーターを降り立った瞬間、外観からは想像もつかないほどスタイリッシュな空間に思わずニヤリ……

そこは、"泊まれる本屋(といっても本は買えませんが)"をコンセプトにした新発想のホステル「BOOK AND BED TOKYO」

見渡す限りのブックシェルフ。

その裏に並ぶのは、一人分の寝床が確保された小さなお部屋。

book and bed tokyo ゲストルーム2

この、広すぎず狭すぎないスペースがまた絶妙なんです。

まるで、子どもの頃、密かに憧れた秘密基地のよう。

book and bed tokyo ベッド

所蔵されている書籍は、約1800冊。

漫画、小説、写真集、哲学書にビジネス書……幅広い書籍をラインナップ。

外国人客も多いため、全蔵書のうち約2割程度は洋書なのだとか。

がっつり読書という気分ではなくても、ただぼんやりと、誰にも邪魔されずに写真集を眺めているだけで、抜群の現実逃避感を味わえるはず。

こちらのホステルでは、本をきっかけに、住んでいる場所や国籍も違う顧客同士の間で自然とコミュニケーションが生まれるのが特徴。

図書館とも本屋とも違う、まさにホステルならではの醍醐味ですね。

トイレやシャワールームが共同なのは気になるかも?

book and bed tokyo 共有

いや、これが案外、本好きな"仲間"たちとの"共同生活"感があってなんだか学生時代を思い出して、ワクワクしてしまう。

食事は、同じビル内にあるイタリアンレストランでピザとボトルワインをテイクアウトして持ち込むことも可能。

スタバもコンビニも徒歩1 分圏内。

Wi-Fiももちろん無料で利用できて、もう、ここに住みたい!!!

……と、思わず盛り上がってしまうほどの居心地の良さですが、

残念ながら現在は予約困難な状態が続いていて、お部屋タイプによっては2ヶ月先までほぼ満室状態。

平均宿泊日数は1.3日程度なのだそう。

それでも、どうしてもこの空間をいますぐ体験してみたいという方は、ぜひデイタイム利用にトライしてみて。

予約は受け付けていないので、当日の早い者勝ち。

13時から17時までの時間、1500円ポッキリでディープな本の世界にどっぷりと浸ることができます。

未知の世界への扉を開いてくれる新感覚の読書体験が、人生に多くのひらめきを与えてくれるかも。