自分と向き合える、いつもと違う時間の流れが楽しめる。美術館は新しい自分を発見できる素敵な場所。コスモ世代の女の子にもオススメの楽しみ方や、日本やヨーロッパのオススメ美術館をご紹介します。
1.建物を楽しむ
どんな展覧会があるかワクワクするのはいいけれど、「せっかく来たから早く見なきゃ!」って焦らずに、まずはロビーで一息ついて、展覧会のパンプレット、リーフレットで展示のコンセプトをチェックしましょう。建物や内装も凝っていたり歴史があったりする場合もあるんです。何より展示作品を収集したキュレーターやアーティストのコンセプトを知ると、絵画鑑賞がぐんと楽しくなります。
★この美術館、要チェック
アーティストやデザイナーに愛される原美術館の建物は、1938年に実業家の原邦造の邸宅として建造された、日本のアールデコの代表作。都心とは思えない静けさと佇まいの中で、現代美術の代表作、最新作が楽しめます。カフェも優雅でオススメ。
住所: 〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25
電話番号: 03-3445-0651
2.鉛筆と小さなスケッチブックを用意して
アート作品には、いろんな楽しいアイディアが詰まっています。素敵な色合いや形を忘れないようにポストカードを買うのもいいけれど、ちょっとメモしたりスケッチしたりするのもとても楽しいんです。特に海外の美術館なら、イーゼルを立ててスケッチする人もいる位。じーっと絵を眺めていると、時間を超えてアーティストが語りかけてくるような気持ちになれます。
★この美術館、要チェック
ヨーロッパを代表する美術館のひとつ。ロンドンの観光のメッカ、ピカデリーから徒歩5分のトラファルガースクエアにあり、行きやすいのも魅力。英国の美術館の良い所は、特別展以外は"無料"なところ。このナショナルギャラリーでは、ダヴィンチやミケランジェロ、ラファエロなどの代表作も数多く所蔵しているほか、佳作揃い。
住所:Trafalgar Square, London WC2N 5DN, United Kingdom
電話番号:+44 (0)20 7747 2885
3.「軽装 is ベター」クロークルームはどんどん利用しよう
美術館巡りって、意外と疲れるんです。大きい荷物は周りにも邪魔だし、自分も肩がこってツラい思いをしがち。買い物しすぎたり、大荷物だったり、そんな時はガマンしないで手荷物預かりのサービスを利用してくださいね。美術鑑賞用に貴重品用ポシェットを用意するのもいいアイディア。混む場所はスリも出やすいのをお忘れなく。
★この美術館、要チェック
セーヌ河岸にあるオルセー美術館は、19世紀駅の建物を利用した、パリの中心地サンジェルマンデプレからも徒歩で行ける印象派や近代のヨーロッパの美術作品を収めた美術館。ルノワールやモネ、ゴッホなどの代表作が楽しめるので世界中から美術ファンが集まる。入館料は有料だけど、クロークルームは無料で利用できるのは嬉しい。係りの対応も丁寧ですが、旅行かばんなど大きいものは預かりを拒否されることも。2階のレストランがとても優雅でランチにおすすめ。5階にはカフェも。
住所:1, rue de la Légion d'Honneur, 75007 Paris France
TEL:+33 (0)1 40 49 48 14
4.いっそランチやティータイムも込みで
大好きな友達や彼と行くなら、ぜひランチタイムも込みで行ってみて。美術館巡りは足もくたびれるし、その後街に出てお店を探すより館内のカフェやレストランを利用しましょう。最近は有名店が併設されている美術館も増えています。前述の原美術館の併設レストラン、カフェ・ダールは美術批評家にも大人気。窓から見える閑静な庭の風景も素敵。
★この美術館、要チェック
まるで明治時代にタイムトリップしたかのような三菱一号館は、1894年に英国人建築家ジョサイア・コンドルによってデザインされた建物。2010年開館とまだ歴史は新しいものの、上質の西洋絵画を中心に紹介し、日本と西洋の文化の融合を体感できる美術館です。併設のカフェの内装は一見の価値あり! デートやお友達との楽しい時間におすすめです。東京駅から歩いて5分の立地の良さも魅力的。
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2
電話番号:03-5777-8600(美術館) 03-3212-7156(カフェ)
5.お土産、プレゼントは美術館で解決
旅先でお土産に困ることってありませんか? 最近の海外の美術館はショップも充実していて、鑑賞後のちょっとした楽しみにもなっています。誕生日や年中行事などで家族の集まりが多いヨーロッパのマダムは、美術館でカードや画集を買いだめするのが大好き。観光地より気が利いたお洒落なデザインのものが多いので、ぜひ覗いてみましょう。
★この美術館、要チェック
華やかなりし大英帝国時代の美術や工芸の中心にデザインや美術、アンティーク、ジュエリーなどを展示した壮麗な美術館。さすがデザインのコレクションに力を注いでいるだけあって、画集、カード、アンティークを模したアクセサリー、プリントのスカーフなどショップがかなり充実しているのが嬉しい。
住所:Cromwell Rd, London SW7 2RL, UK
電話番号:+44 (0)20-7942-2000
★この美術館、要チェック
元発電所の建物を利用した、テムズ川沿いの現代美術館。子ども連れや美術に関心のない人でも必ず楽しめる作品が収蔵されています。テートモダンのショップはかなりセンスのいい小物やカードで溢れていて、見ていて飽きません。併設のレストランも、美術館カフェとは思えないほど美味しく値段もお手ごろ。入館料無料なので、素敵な雑貨屋をのぞく感覚でふらっと立ち寄れます。
住所:Bankside, London SE1 9TG, UK
※開館日、入館時間、入館料、展覧会情報などはホームページでご確認ください。