コスモポリタンの今月の特集は「グローバル」! ということで、編集部メンバーがリレー形式で「人生を変えた海外体験」をレポート。


私の人生を変えた国:オーストラリア

小心者な自分を変えられた、海外での1年
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思い返してみると、人生で一番大きな転換期になったのは「海外に行ったこと」でした。それは30歳になって、ワーキングホリデービザを取得し、1年間オーストラリアで暮らしたこと。

田舎育ちで海外旅行は大学生になってから…という、海外経験が浅い私。昔から映画が好きで「こんな世界があるのかぁ~」「日本語以外の言葉が話せたらどんなに楽しいだろう」と思いながらも、実際に海外での生活を経験することはありませんでした。

行かなかった理由は、お金がない、仕事の楽しさ、英語力不足…一番大きいのは「ビビリゆえ決心ができなかったこと」。守りに入るタイプの性格のため、やってみたいことに挑戦するのがすごく苦手でした。

あっという間に、大学を卒業し社会人になり…と、時間が過ぎていきました。ただ、社会人6年目になり少し自信がついてきた28歳、震災が起こり、ふつふつと湧き出てきたのが、ずっと憧れていた海外で暮らすということ。「日本の暮らしだけで一生を終えるかも…」「もしこの先結婚したら、ほかの国で暮らすってできない!?」そう考え始めると、その気持ちが止まらず…小心者な私は下調べと準備をスタート。

準備:①留学資金がなかったため、ワーキングホリデービザが使える国を調査 ②貯金開始(毎日の行動を変える:大事な飲み会だけ参加、お弁当作るなど) ③母親に軽く話す ④留学やワーホリに行った人にリサーチしまくる ⑤エージェントに話を聞く ⑥両親を説得 ⑦会社を辞める ⑧家を引き払う

そして、いよいよオーストラリア。いざ着いてみると、日本で培った自信はどこへやら「海外だと、こんなこともできないのか!」と自分でも笑ってしまうくらいできないことだらけ(笑)! でも、それが楽しくて仕方ないんです。スーパーでの買い物も、銀行で口座を開くのも、シェアハウス探しも、オーナーとのコミュニケーションも、海外の友達ができるのも恋愛も、仕事を探して始めるのも…全部初めてのことばかり。嫌な思いをすることももちろんありましたが、もうビビってばかりもいられず、生活するためには行動あるのみ! そして少しずつできることが増えていく…! 慣れきった日本では経験できないことばかりでした。

1年でしたことすべてが日本じゃできなかったこと

振り返ると目まぐるしくも充実感しかない1年。

日本に帰ってきて今年で3年目になります。ビビリだった自分が、東京で再び就職し、その後、コスモポリタンの立ち上げに参加、昔から携わりたかった海外の情報を日本に届ける仕事をし、海外出張にも行くようになりました。「行って何になるの?」という人もいましたし、30歳で仕事を辞めるリスクがあることも分かっていますが、行って後悔したことは何1つもありません。

もし、同じように海外に行こうか悩んでいる人がいたら、絶対にその気持ちを大切に日本を飛び出してほしいなと思います。海外でしか経験できない、自分の変化を感じられるはずですから!