こんにちはMakikoです。

編集者になって早20年以上! 編集の仕事を長くしていると自分の生活もエディットしているんだな、と最近つくづく感じるようになりました。

日々の暮らしがちょっぴり幸せになる楽しいこと、素敵なもの、アイディアをご紹介していきます。

今回のマカオの旅では、自分の足で散歩して街を歩くことを楽しみにしてきました。マカオは全体的にコンパクトな街なので、徒歩でいろいろ回れてしまうというのも魅力的です。歩いて観光すると、街の雰囲気や位置関係を体がしっかり覚えてくれるので、どこにいっても歩いて回るのは私の旅の基本的なポイントでもあるけれど、マカオはまさにぴったり。世界遺産やお気に入りポイントをピックアップしますね。

スタートは、マカオ半島側にある世界遺産の中でも最も有名な「聖ポール天主堂跡」へ。1835年の火事で木造の建物は焼けてしまい、石作りのファサードだけが残されているのが特徴。小高い丘の上にあり、眺めも良いのです。この近辺を散策してみると「恋愛通り」に迷い込みました。キリストの受難を表すポルトガル語が間違って情熱と訳されてしまったことが、この通りの名前の由来なんだそう。ポルトガルにいったような気分になれるこの小さな通りは恋人達にちょうどいいのかも。

【毎日を幸福にするヒント】散歩しながら楽しむマカオpinterest

次は「民政総署」へ。ポルトガルのアズレージョと呼ばれるタイルが壁面にたくさんあしらわれ、どこか有田焼を連想させるこのタイルは、ノスタルジックマカオの象徴でもあるのです。

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そのあとテクテクと脇の坂道を登って、「聖オーガスティン広場」を抜け、その先にある19世紀に作られた「ドンペドロ5世劇場」へ。中もクラシックで素敵。なんと今もコンサートなどで実際に使われているそう。世界遺産でライブを聞けちゃう贅沢、いつか体験してみたいものです。

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がんばってもう少し歩くと「リラウ広場」に到着。天然の湧き水の井戸があった場所だそうですが、ここは日本と同じ呼び名のキオスクというかわいい売店があって、飲み物を買って木陰で小休憩するのにちょうどいい場所。

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次に訪れたのは1881年に建てられた大きなお屋敷「鄭家屋敷」。一度は荒れ果ててしまい、しかも普通にアパートのように人が住んでいた時期もあったとか。それを8年かけてマカオ政府が修復して見学できるように。中は本当に素敵で、ここでセルフィー中のアジア人女子ブロガーもみかけたので、記念撮影スポットにもいいのかも。

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そして、少し散策コースからはずれて、どうしても行ってみたかった「ポルトガル領事官邸」へ。ここは、作家の沢木耕太郎さんの名著でもある「深夜特急1 香港マカオ編」で登場した場所。今回の旅にはこの本を持ってきていたので、どうしても行ってみたくて足を伸ばしました。1970年代前半にバックパッカーだった沢木さんが、高級だと思ったら、意外にもお手頃に泊まれた古いけれど優雅な雰囲気のホテルだったのです。その後持ち主が代わり、たった8室しかない、超高級ホテルとして営業していた時期もあったそうですが、返還後は領事館官邸に。当然中に入れるわけもなく、外観だけみることになりましたが、それでも十分満足。中を想像する余韻が残されていることにかえって贅沢な気持ちになりました。

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最後は見晴らしのいい「ペンニャ教会」へ。歩いていると日本ではお目にかかれないような、ユニークなベランダを持つアパートが目に留まったり、歩いていると、人々の暮らしも身近に感じられるものです。教会の中に入ったら、ステンドグラスが床を照らしていて厳かな空気が流れていました。

【毎日を幸福にするヒント】散歩しながら楽しむマカオpinterest
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西洋と東洋の歴史が詰まったマカオの散策。起伏のある地形なので歩きがいもあり、携帯の歩数計をチェックしたら軽く2万歩を超えていました。観光しながらエクササイズもできちゃうマカオ散策(笑)今回ピックアップしたのはその一部。マカオ観光局のおすすめウォーキングコースがいくつかあるので、地図を片手にあちこち回るのも楽しいですよ。さて次回はどこを回りましょうか。

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