第14回目となる2017年の「ドクメンタ」のテーマは「フォン・アテネ・ルネン」(アテネから学ぶ)。ドイツ・カッセルのみでの開催であった同祭典は、今年はアテネとの同時開催に。
毎回キュレーターを変える「ドクメンタ」では、テーマにあった作品が街全体に100日間展示。しかし、展示されるといっても、 "動かない"ものばかりではないのが、「ドクメンタ」のおもしろさ。街の中を突然"パフォーマンス"と称して人が歩いていたり、動物や生き物もアートの1つとして活かされていたりも。
第二次世界大戦で街の大部分が破壊された悲しい過去を持つカッセルは、現在は街の65%以上が緑化され、都会と自然の共存が美しい街に。カッセルの歴史や特性をアートに取り入れ、街おこしとしても成功しています。
開催中の100日間は「こんなところにもアートが!?」という驚きばかり。美しい自然と都会を行き来しながらさまざまなアートに浸れる「ドクメンタ」。 残念ながら、アテネの会期は7月16日までだったけれど、カッセルは9月17日まで。 これを逃すと次は5年後! オリンピック以上に待つ前に、特別に一部の作品をお見せします♪