「人生は旅である」なんて言葉もあるけど、実際に違う場所に赴くことで初めて見えてくることは多いもの。でも、仕事が、お金が…という、誰もが突き当たる問題を知恵と根性でクリアし、長期旅行の夢を果たした女性たちのリアル・ストーリーを、コスモポリタン フィリピン版からお届け!

ハンナ・マグサヨさん(25)は、写真家でソーシャルメディアマネージャー。かつてはフィリピンのダバオ州をホームにしていたけど、旅の虫に刺されて、今ではタイ、UAE(アラブ首長国連邦)とその間の国々を回っているのだとか。

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――あなたの旅行好きはどうやって始まったのですか?

自分の旅行熱を発見したのは2012年、3週間の予定でインドネシアにボランティア活動をしに行き、結局3カ月滞在した時です。そこで私は多くの人々と出会い、新しい文化に触れて、自分の快適ゾーンから出るきっかけを得ました。私は旅行がしたかったんだと気づいたんです。私は世界が私のために用意していることを経験したいし、世界を自分のカメラで写したいんです。

インドネシアからフィリピンに帰ると、石油会社の仕事を辞めました。今度はタイまでの片道チケットを買い、フリーのカメラマンやオンライン秘書、教師として1年間働きました。もっと多くの発見をしたくて、次は2015年にドバイに移りました。私のような旅行者で、フリーランスで、デジタルノマドの人間にとっては便利な場所だと思ったからです。

旅によって、私の世界、そして人との関わり方は変わりました。年を経るほど、開放的になり、冒険好きになったんです。もう、昔のような恥ずかしがり屋の一面や、恐がりな面はありません。今では勇気があるし、自立していて、自信もあります。ヘトヘトになりながらモロッコに行ったり、インドネシアのお寺で日の出を見たり、モルディブで日光浴したり、アフリカのサバンナでサファリツアーに行ったり、モスクワの地下鉄を探検したり、遊牧民と一緒にキルギスの山で寝たり――まだまだ他にもあります。

――お金の稼ぎ方と旅の節約術は?

人々は私がお金持ちの家の出で、旅費を支援してもらっていると思っているようですが、違います。旅は私にシンプルに生きることや、欲しいものがある時は自制することを教えてくれました。旅費をまかなうためには、ライフスタイルを調整する必要があったのです。

収入を増やすため、ドバイでは、9時から6時までのソーシャルメディアマネージャーの仕事の他に、フリーランスのソーシャルメディアマネージメントの仕事をしていました。旅行中は様々な節約術を使っています。例えば、値段の張るホテルではなく<Couchsurfing>やホステルを利用すること、無料のウォーキングツアーに参加すること、SNSへの投稿やレビューを書く代わりに食事や他のサービスを受けること等です。

――これから旅に出る女性たちへのアドバイスは?

旅に出るには、仕事を辞める必要も、お金持ちである必要もありません。本当にしたいなら、道はいくらでもあります。旅行ができる仕事を選ぶか、私のように、インターネットに接続していればオフィスを離れていてもいいように上司と交渉するのです。年次休暇を最大限利用してもいいし、長い休暇を利用してもいいし、週末だけ短い旅行に出てもいいんです。

お気に入りの旅行ブログをのぞくのをやめて、もっと冒険しましょう。貪欲に世界を見ることです。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN US