記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がCosmopolitanに還元されることがあります。記事中に記載の価格は、記事公開当時の価格です。
カラフルな輝きにうっとりする、世界のステンドグラス集
建物の壮麗さに圧倒されて、つい見逃しがちなステンドグラス。でも、実は宗教的な意味のものだけじゃなく、現代的で芸術的なものも数多く存在しています。
近年は教会・大聖堂に限らず、ホテル、コンサートホール、図書館などの公共の建物にも、芸術家や工芸家のセンスや技術が活かされたステンドグラスが。ここでは中世の美しさを現代に伝えるパリのノートルダム大聖堂のステンドグラスから、鮮やかな色ガラスが美しい近代的なシカゴのトリニティ・ユナイテッド教会のステンドグラスまで、息を呑むほど美しい世界のステンドグラスを、<TOWN&COUNTRY>からまとめて紹介します。
※この翻訳は抄訳です。
Translation:山下 英子
TOWN&COUNTRY
ブラジル人建築家オスカー・ニーマイヤーが設計し、1960年に完成したブラジリア大聖堂。そのステンドグラスはまるで見る人を青い波の下にいるように感じさせてくれるデザイン。このステンドグラスのデザインはフランス人のマリア・ペレッティによるもので、1990年に完成。
シカゴにある、トリニティ・ユナイテッド・チャーチ・オブ・クライストのステンドグラスに描かれているのは、キリストの生涯ではなく、シカゴの闘争の歴史。教会と街と歴史との深いつながりを感じさせる、斬新なデザインです。
世界遺産にも指定されているアーヘン大聖堂は、カール大帝によって805年に建設された、ドイツで最も古い教会の1つ。ステンドグラスは一度焼失し、1950年代に作り直されたものなのだとか。高さ約25メートル以上にも及ぶステンドグラスは壮観です。
世界遺産にも指定されている1908年完成のカタルーニャ音楽堂は、天窓部分がステンドグラスに。無数の美女と虹のようにカラフルな幾何学模様が、音楽堂全体をクリスタルの箱のような雰囲気に仕立て上げています。
第二次世界大戦で爆撃を受けて廃墟になってしまった元の大聖堂に代わり、復興のシンボルとして建築家バジル・スペンスが設計して再建されたのが今の大聖堂。そのステンドグラスをデザインしたのは、エプソム出身の画家ジョン・パイパー。伝統的なステンドグラスにはない鮮やかな色に心を奪われます。
ボストンにある、メアリー・ベイカー・エディ図書館のステンドグラス「マッペリアム」はなんと球形! 建築家チェスター・リンジー・チャーチルが、「世界中の知の集大成」をコンセプトにデザインしたのだとか。
ブラジル、リオデジャネイロのコチャバンバ大聖堂こと聖セバスチャン・メトロポリタンのステンドグラスは、人の頭上のあたりから天井までダイナミックに伸びた豪快な作品。まるで空から天使が降りてきそうなデザインは、神と人類のつながりを表しているんだとか。
ノートルダム大聖堂は、完成まで実に200年の歳月を要したというゴシック建築初期の代表作。そのステンドグラスはキリスト教的なモチーフのみならず、内装に取り入れられている自然主義的な思想を反映するモチーフが選ばれているのだそう。
スペインの建築家アントニ・ガウディの代表作、バルセロナのサグラダ・ファミリア(聖家族教会)の色彩溢れるステンドグラスは「生命」を表しているんだとか。瞑想の世界に誘われる美しさ。
7年もの歳月をかけて作られた、パリのサント・シャペルのステンドグラス。14世紀以降フランス王家と深い繋がりのあったこの教会は、フランス革命期には忘れ去られ、窓も隠されていたそう。19世紀になり、建築家ル・デュクにより再興。ステンドグラスはゴシック建築の最高傑作とも言われているのだとか。パリを訪れる際にはぜひ見に行きたい。
闇の中から色と光が浮き上がるような、聖ヴィート大聖堂の華麗なステンドグラス。1929年にアルフォンス・ミュシャによって描かれたデザインは、チェコにキリスト教を広めた聖人たちをモチーフとしているそう。キリスト教の精神を伝えるものとして作られているけれど、美術作品として見ても大変美しい。
ポーランドのクラクフに行ったらぜひ見てみたいのが、聖フランシスコ教会のステンドグラス。19世紀のポーランドの代表的芸術家、スタニスワフ・ヴィスピアンスキがデザインし、1850年に完成したステンドグラスの優美で力強い美しさは一見の価値あり。アッシジの聖フランシスコの、自然への愛を反映して、すみれ、バラ、ゼラニウムなどのモチーフがあしらわれているそう。
テキサス州ダラスのサンクスギビングスクエアにあるチャペル。見所は、一歩チャペルに踏み込むまではそれとは気づかない、らせん状に作られた「栄光の窓」と呼ばれるステンドグラス。デザインしたのは、フランス人のガブリエル・ロワール。67枚ものパネルで飾られた窓は圧巻の美しさ。
ピンクモスクとして有名な、ナスィーロル・モルク・モスク。バラ色のタイルが床や天井を飾る内装は圧倒的な美しさ。その美しさをさらに引き立てているのが、ステンドグラス。朝の短い時間にだけ魔法のように輝くステンドグラスは、1888年に完成したそう。デザイナーのムハンマド・ハサン=エ=メマーと、ムハンマド・レザ・カシ・パズ=エ=シラジによって、12年もの歳月をかけて制作された力作。
古き良き時代を伝えるホテルの天井をふと見上げると、美しいステンドグラスが…メキシコシティのグランホテル・シウダッド・デ・メヒコの天井のステンドグラスは、1908年にフランス人アーティスト、ジャック・グリュベールによってデザインされたもので、当時のクラフトマンシップの集大成。今では再現が難しい貴重なものなのです。
早起きしてでも行くべき人気店も!巨大市場で韓国グルメを食べつくし
ロマンチックに夕日を見る予定が…!?ソウルで人気の「ナクサン公園」へ
2024年に注目の旅先は「そっくりスポット」?おすすめの観光エリア10
いつか訪れてみたい!世界最高峰のスキーリゾート&ホテル14選
真夏のクリスマスも!ホリデーシーズンに訪れたい「世界の美しい街」40選
検索数で調査!世界中の人々が「クリスマスを過ごしたい都市」ランキング
日常から離れてリフレッシュ!世界の「ウェルネスリゾートホテル」6選
次のステイ先はここで決まり!サステナブルでシックな世界のホテル11選
古民家やツリーハウスまで!自然に囲まれて過ごせる「国内Airbnb」10選
資源も月で調達!? NASA、2040年までに月面に「住居」を建設予定
海外でお酒を飲めるのは何歳から?世界24カ国の飲酒事情を紹介
冒険の船旅へ!海上で夢の国を楽しめる最新「ディズニー・クルーズ」