心地よい初夏の風が吹き抜ける季節。

窓を全開にして、お気に入りの音楽をかけて。

車内に吹き込む風を頬で受け止めながら山道を走り抜ける爽快感は、体験した人だけが知っているドライブの醍醐味。

生温かい空気に混じる、少し湿った新緑の香り。

うっそうと生い茂る木々の木漏れ日、可憐な花を咲かせる高山植物。

見るもの感じるものすべてが五感を刺激するドライブウェイを、一度は走ってみたいもの。

信州ビーナスライン。

諏訪I.Cから蓼科高原、白樺湖、車山高原を抜けて霧ヶ峰、そして頂上である美ヶ原高原へと伸びるルートは、日本有数の絶景ドライブウェイとして人気を集めています。

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春(6月頃)にはレンゲツツジが緑のキャンバスに赤色のアクセントを添えて、夏(8月頃)にはニッコウキスゲが一面を黄色に塗り替える。

レンゲツツジ

そんな景観を横目に、標高2000mに達する美ヶ原高原に到着すると、目前に広がるのは夕日に照らされて黄金色に輝き、波打つような雲海の絶景……。

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美ヶ原高原までやってきたら、日帰りで帰るなんてもったいない!

季節ごとに表情を変えるアルプスの美しい景観を堪能できる、「王ヶ頭ホテル」にぜひ滞在して。

高原を赤く染めるレンゲツツジ、ホテル前から臨むご来光、アルプスの大自然を一望する露天風呂…。

王ヶ頭ホテルご来光

まるで、絵本の中の世界にいるようなロマンティックで非現実的な光景が、訪れる人の心を奪います。

こちらのホテルでは、夕食前のひととき、夕景を眺めながら優雅に過ごせるシャンパンサービスを実施しているのも嬉しいポイント(ソフトドリンクの用意もあり)。

夕闇の向こうに広がる雄大な山々を眺めながらシャンパンを嗜み、そしてレストランでゆったりと寛ぐディナータイムを満喫…。

ちょっと飲みすぎちゃったかな。

ほろ酔い気分でテラスに出ると、頭上に輝くのは手が届きそうなほどの満天の星…。

絶景の先の、絶景に出会う旅。

あなたなら、誰を誘う?

美ヶ原の雲海