現地時間123日、ついに発表された第90 回アカデミー賞ノミネート作品。主要部門のノミネートと、授賞式前に知っておきたいポイントをご紹介! 3月4日(現地時間)の授賞式開催前に、日本での公開されている作品は、ぜひチェックを。

シェイプ・オブ・ウォーターpinterest
Everett Collection//Aflo

作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞など、最多の最多13部門ノミネートを果たしたのがシェイプ・オブ・ウォーター。人間の女性と水の中で生きる不思議な生物の愛を描いたロマンティックファンタジームービーで、ゴールデン・グローブ賞の監督賞をはじめ、すでに多くの映画賞を受賞している。ノミネート数では『ダンケルク』8部門ノミネート、『スリー・ビルボード』6部門7ノミネートと続く。また『フランシス・ハ』で知られる女優で監督のグレタ・ガーウィグの青春映画『レディ・バード』が女性監督作品として作品賞と監督賞にノミネートされ、注目が集まる。

主演女優賞にも同じく、ゴールデン・グローブ賞でそれぞれ受賞したフランシス・マクドーマンド(『スリー・ビルボード』)とシアーシャ・ローナン(『レディ・バード』)がノミネート。これまでにアカデミー賞、エミー賞、トニー賞という演劇の三冠を達成しているフランシスか、23歳ながらも数々の賞にノミネートされるシアーシャ、それとも賞レースの常連メリル・ストリープか…? 

ティモシー・シャラメpinterest
©Frenesy, La Cinefacture

主演男優賞にノミネートされたのは、若手注目俳優のティモシー・シャラメ(22歳)(『君の名前で僕を呼んで』)。受賞すれば、29歳で受賞した「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディの記録を破り史上最年少受賞に。また、『ファントム・スレッド』のダニエル・デイ=ルイスは本作で引退を発表しており、史上最多アカデミー主演男優賞、4度目の受賞を手にするかが気になるところ。

日本で注目すべきは、メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされた辻一弘氏。3度目のノミネートとなり『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』での特殊メイクを担当している。短編アニメ賞では桑畑かほる氏が共同監督を務めた『ネガティブ・スペース』がノミネートされた。

授賞式は現地時間3月4日、ハリウッドのドルビー・シアターにて開催される。司会は、ジミー・キンメル。日本では3月5日8:30から、WOWOWプライムにて独占生中継される

▼主要部門、ノミネート作品はこちら

作品賞 

君の名前で僕を呼んで』 ※日本公開2018年4月27日

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』 ※日本公開2018年3月30日

ダンケルク』 ※日本公開済

ゲット・アウト』 ※日本公開済

『レディ・バード』 ※日本公開2018年6月

『ファントム・スレッド』 ※日本公開2018年5月

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』 ※日本公開2018年3月30日

シェイプ・オブ・ウォーター』 ※日本公開2018年3月1日

スリー・ビルボード』 ※日本公開2018年2月1日

監督賞

クリストファー・ノーラン/『ダンケルク

ジョーダン・ピール/『ゲット・アウト

グレタ・ガーウィグ/『レディ・バード』

ポール・トーマス・アンダーソン/『ファントム・スレッド』

ギレルモ・デル・トロ/『シェイプ・オブ・ウォーター

主演女優賞

サリー・ホーキンス/『シェイプ・オブ・ウォーター

フランシス・マクドーマンド/『スリー・ビルボード

マーゴット・ロビー/『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』 ※日本公開2018年5月4日

シアーシャ・ローナン/『レディ・バード』

メリル・ストリープ/『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

主演男優賞

ティモシー・シャラメ/『君の名前で僕を呼んで

ダニエル・デイ=ルイス/『ファントム・スレッド』

ダニエル・カルーヤ/『ゲット・アウト

ゲイリー・オールドマン/『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

デンゼル・ワシントン/『ローマン・J・イスラエル・エスク(原題)』 ※日本公開未定

助演女優賞

メアリー・J・ブライジ/『マッドバウンド 哀しき友情』 ※<Netflix>オリジナル作品

アリソン・ジャネイ/『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

レスリー・マンヴィル/『ファントム・スレッド』

ローリー・メトカーフ/『レディ・バード』

オクタヴィア・スペンサー/『シェイプ・オブ・ウォーター

助演男優賞

ウィレム・デフォー/『ザ・フロリダ・プロジェクト(原題)』 ※日本公開2018年5月12日

ウディ・ハレルソン/『スリー・ビルボード

リチャード・ジェンキンス/『シェイプ・オブ・ウォーター

クリストファー・プラマー/『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』 ※日本公開2018年初夏

サム・ロックウェル/『スリー・ビルボード


栄冠は誰の手に…? 授賞式が待ちきれない!