コスモポリタン9月のテーマが「グローバル」ということで、まずは海外に行くイメトレをするべく、そのエリアの雰囲気やムードたっぷりの映画を5本ご紹介。ラストはロマンティックな町並みが魅力のイタリア編です！
【イタリア】
永遠の都ローマをはじめ、水の都ベネチア、花の都フィレンツェ、太陽がまばゆいシチリアなど、憧れの都市が並ぶイタリア。歴史を感じる街並みをカメラに収めた映画はやはり映像的にも見応えたっぷり。
トレヴィの泉やコロッセオ、サンピエトロ広場など、観光名所があますことなく登場する、言わずと知れた不朽の名作。某国王女のオードリー・ヘプバーンとスクープを狙う新聞記者グレゴリー・ペックの恋物語は今、観てもため息もの！ ローマだけならこれ1本、観ておくだけで実際に行った時の楽しさが倍増するはず。劇中同様、恋人や友だちと一緒に、スペイン階段でジェラートを食べたり、真実の口に手を入れてふざけたりしたいものです。
フリーダイビングの世界に生きるふたりの男の物語をリュック・ベッソンが映画化。シチリア東岸タオルミーナの青く深い海はまさに息を飲む美しさ。周辺のホテルやドォーモ広場、メインストリートなど、シチリアの風景の他、ジャック（ジャン・マルク・バール）やエンゾ（ジャン・レノ）が食べる美味しそうなスパゲッティ・マリアーナ（海の幸のパスタ）にも注目。イタリアは食欲を刺激される国でもありますよね。
水の都ベネチアで交通の要になるのがゴンドラ。恋人同士がこのゴンドラに乗って、ドゥカーレ宮殿と新牢獄をつなぐ「ため息橋」の下で日没の瞬間にキスをすると永遠の愛が約束される――そんな地元の伝説を世界的に有名にしたのが本作。物語の中心はパリですが、後半、主人公の少年と少女がこの伝説を知って、ベネチアに"駆け落ち"するというキュートなラブストーリーは公開時、日本でも話題に。当時のダイアン・レインのかわいさはもはや奇跡！
悲恋の代名詞ともなっているシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台となっているのが、イタリア北東部に位置するユネスコ世界遺産の街ヴェローナ。中世の面影を残す街並みが歴史を感じさせます。アマンダ・セイフライド主演の本作は、この街でロケを敢行。中でも作品のモチーフになっているジュリエットの家（カサ・ディ・ジュリエッタ）は、世界中の人から送られた手紙が壁に貼り付けられていて、その光景がすごい！ 恋にお悩み中のあなたも、手紙を書きたくなってしまうはず。
離婚して傷心のアメリカ人女性（ダイアン・レイン）が、友人がプレゼントしてくれた気晴らしの旅行先トスカーナで衝動的に家を購入。大らかな人々、陽光まぶしい四季折々、美味しい食べ物。ゆったり流れる時間。ここで彼女が再生し、人生を謳歌していく姿が綴られます。トスカーナのコルトーナの他、アマルフィやフィレンツェ、ローマなどの景色も映し出され、イタリアのいいところどりのような1本。
