コスモポリタン9月のテーマが「グローバル」ということで、まずは海外に行くイメトレをするべく、そのエリアの雰囲気やムードたっぷりの映画を5本ご紹介します。記念すべき第1回は、コスモポリタンのお膝元、ニューヨーク!
【ニューヨーク】
世界の"一流"が集まる、アメリカの大都市ニューヨーク。タイムズスクエア、セントラルパーク、エンパイアステートビル…。街全体がまるで映画のセットのようでエキサイティング!
トム・ハンクス&メグ・ライアンという90年代のロマンティックコメディを代表するベストカップルが、お互いを商売敵だと気づかないままメールだけで愛を育んでいく様子が綴られます。メグ演じるキャスリーンが営む小さな絵本専門店があるアッパー・ウェスト・サイドは現代的でありながら昔ながらのアパートメントも並ぶオシャレな街。劇中に登場するカフェ「Cafe Lalo」も実在していて、ゆっくり散歩するのにぴったりのエリアです。
ナタリー・ポートマンの鮮烈なデビュー作にして、リュック・ベッソン監督の傑作。家族を惨殺された少女マチルダ(ナタリー)と孤独な殺し屋のレオン(ジャン・レノ)が住むアパート内部を、多くの芸術家が愛したマンハッタンのチェルシー・ホテル(現在改装中)で撮影したことでも有名。なるほど、歴史を感じる雰囲気たっぷりの内装。ちなみにイーサン・ホークはこのホテルを舞台にした『チェルシー・ホテル』という映画を作っています。
トム・クルーズ主演のミステリアス・ラブストーリー。トム扮する大富豪が住む瀟洒なアパートメントはセントラルパーク隣のダコタ・ハウス、ブルックリン側からマンハッタンを映した際に見える、今はなき世界貿易センターのツインタワー、そしてクライマックスではいつもは観光客であふれかえるタイムズスクエアを無人にしてのレアショットが! 余談ですがトムとヒロインのペネロペ・クルスは本作をきっかけに交際しました。
世界各国のグルメが集まる街でもあるニューヨークだけど、こちらトライベッカ地区に実在する「Gigino Trattoria」というイタリアンレストランを舞台にした作品。人気レストランで繰り広げられる一夜の出来事のラストには華麗なるどんでん返しが! 厨房で次々と作り出されるお料理が目にも美味しそうな本作を観て食欲を刺激されたら、実際にお店に行って色とりどりのイタリアンに舌鼓を打つこともできるなんて素敵! お店のオーナーは本作の監督です。
やっぱりニューヨークと言ったら外せないのがウディ・アレン! 当時の恋人ダイアン・キートンとの共演作で、そのタイトルもズバリの本作はやはりマンハッタンの魅力がたっぷり。特にポスターにもなっているサットンプレイスからのクィーンズボロー・ブリッジの眺めは、ぜひ恋人と観たい名所。モノクロ映像がオシャレ感を増しています。同じくウディ・アレン監督、ダイアン・キートン共演の『アニー・ホール』もおススメです。