春は旅立ちと出会いなど変化のあるとき。新しいことに挑戦したい、環境を変えたいと思っていても、変化を恐れてなかなか踏みだせない…。そんな悩みを持つあなたの背中を押してくれる「チャレンジ映画」をご紹介。未知の世界に飛び込むのが怖いけど、挑戦したことで人生を変えた主人公たちがあなたに勇気をくれるはず!
『Life!/ライフ』
42歳のウォルター(ベン・スティラー)は伝統ある雑誌『Life』の写真管理部に勤務するさえない男性。空想癖がありぼんやりしていることが多いため、同僚からは変わり者扱い。ある日雑誌が休刊しオンラインのみの展開になること、大規模なリストラが発表される。ところが最終号の表紙を飾る写真家ショーンが送ってきたはずのネガ25番、が、何度探しても見当たらない! ウォルターはネガを求めて旅にでることに。
旅先で遭遇する大冒険や人との出会いを通じ、ウォルターは少しずつ変わっていきます。「一歩踏み出すことで人生は変えられる」―ウォルターが遭遇する壮大な旅路を通じ、そう思える作品です。先が読めないラストもぜひ期待して!
『キューティーブロンド』
大学の社交クラブで会長を務める派手好きなブロンド女子大生エル・ウッズ(リース・ウィザースプーン)。セレブ一族の彼氏もいるし、楽しい大学生活をエンジョイしていたけれど、ある日「僕は政治家になりたい。でも君はブロンドだし、僕の妻にふさわしくない」とフラれてしまいます。彼の心を取り戻すために、一念発起したエルは、猛勉強してハーバード大学のロースクールへ!
全編コメディタッチの軽いノリで進むのに、根底にある「努力は報われる」というメッセージに力をもらえる作品。どこまでもキャピキャピ路線で突き進むエルのたたずまいにもあっぱれ!
『プラダを着た悪魔』
ジャーナリストを目指して田舎からNYにでてきたアンドレア(アン・ハサウェイ)。出版社に応募すると、面接先はファッション誌『ランウェイ』の編集部。業界で一番怖いと怖れられる編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントとして働くことになったものの、アンドレアはファッションに無知な田舎娘。ミランダから容赦なく降り注ぐ鬼のような要求や叱咤に耐え、揉まれる日々が始まる…。
前半のアンドレアのダメっぷりと腹をくくった後の成長の過程は、見ている方も共感しすぎて力が入るほど。また部下を持つ立場の人であれば、ミランダの仕事に対する誇り高さにも思うところがあるのでは? 仕事への向き合い方を考えさせられる作品です。
『ジュリー&ジュリア』
2002年のNY。ジュリー(エイミー・アダムス)は作家を目指しているものの、生活のために派遣社員として働く毎日。そんな先の見えない日々を送っていたある日、大好きな料理家ジュリア(メリル・ストリープ)の本『王道のフランス料理』に載っている524のレシピを1年ですべて作り、ブログに掲載することを思い立つ。人気ブロガーに成長していくジュリーと、1949年に外交官の夫の赴任に伴いパリで暮らし始めたジュリアの人生をパラレルに描く、実話に基づいた作品。
なかなか夢が実現できないモヤモヤや、始めてはみたけれど思うように進まない苛立ち。時代は異なるものの2人の女性が「目の前にある自分にできること」からキャリアを築いていく姿に励まされます。夢を叶える手段は、案外身近にあるのかも。
『幸せのレシピ』
ンズ)は、オーナーにセラピーを薦められるほどの完璧主義者。厨房にはいつも緊張感が漂っています。ある日姉が交通事故で亡くなり、姪のゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)を引き取ることに。なかなか心を開かないゾーイとの暮らしに加え、新しく厨房に入った明るくて軽いノリのニック(アーロン・エッカート)とウマが合わず、悩みがつきないケイト。しかしニックと仲良くなったことでゾーイに笑顔が戻り、ケイトは自分自身の頑なさに気付きはじめます。
おいしそうな料理シーンとロマンス。ハートウォーミングな味付けがステキな作品ですが、それだけじゃない! 女性が責任を持って自立し生きていく姿を見せてくれると共に、「周りに支えられている」ことに改めて気付けるはず。自分の足で立っていると思っていても、時にはグラつくことも。そんなときに見てほしい作品です。
『食べて、祈って、恋をして』
ベストセラーとなった実在のライターエリザベス・ギルバートの自伝を映画化した作品。NYでライターとして活躍するリズ(ジュリア・ロバーツ)。一見華やかな生活を送りつつも結婚生活は破たんし、身も心に疲れ切り泣き暮らす日々。そんな生活を捨て去ろうと、バリ島で手相を見てもらった占い師の言葉に導かれて旅に出ることに。イタリア、インド、そしてバリ島と旅を続け、少しずつ自分を取り戻していきます。
ストレス社会に押しつぶされたリズが1度すべてを投げ出し人生をリセットしようとする姿に、「ああ、私もそうしたい!」と思う人は多いのでは? 耐えられないほど辛いなら、投げ出してもいい。そしてすべてをやり直せばいい。投げ出すことにも勇気が必要だけど、それも1つの選択肢。そこから新しい人生が始まること教えてくれる作品です。
『マイ・インターン』
ジュールズ(アン・ハサウェイ)は急成長中のファッション通販サイト運営会社の社長。彼女の仕事を支えるために専業主夫となった夫と可愛い娘の3人で暮らす、誰もが羨む"勝ち組"。ある日彼女の会社がシニアインターンを募集することになり、70歳のベン(ロバート・デ・ニーロ)が採用されます。最初は彼を疎ましく思っていたジュールズですが、仕事ぶりと実直な性格に気付き、信頼を置くように。そして会社の規模が大きくなりすぎたため「外部CEOを雇用しては?」と勧められたり、夫が浮気していることに気付いたりと、順風満帆に見えるジュールズが実はたくさんの問題を抱えていることにベンは気づきます。
忙しすぎる毎日の中で、何を大切に生きていけばいいのか迷うことが誰にでもあるもの。そんなときは信頼できる相談相手に心を打ち明けることで、思い切った決断ができたり優先順位が整理できたりすることも。1人で抱えこんでしまいがちな責任感の強い女子にオススメの作品。