米ポルノ産業はどう変わった?90年代と比較してみた

近年は、女性の「ポルノ視聴率」が急上昇!?

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「大きな声では言えないけど、でも実は興味アリ」なものっていろいろあるはず。その1つが"ポルノ"という人も多いのでは? 

The Pornography Industry: What Everyone Needs to Know(ポルノ産業について、皆が知りたいこと/原題)』の著者シーラ・タラントさんによると、ポルノのルーツはルネッサンス期にまでさかのぼるとのこと。小説などの書籍から始まり、ビデオの隆盛、そしてデジタル時代へと突入した現在、ポルノ産業は大きく変わりつつあるんだそう。

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そこで「米ポルノ産業、90年代と現在の違い」をコスモポリタン アメリカ版から。「パソコンやスマホ、そしてwi-fiさえあればどこでもポルノが見られる今、ポルノを見ることは特別なことではなくなっています」とシーラさんが語るように、技術や環境の変化は米ポルノ業界に大きく変化をもたらした様子。ポルノの変化をたどることで、社会の変遷も見えるかも?

1.作りこんだ映画より、素人動画が人気に

「セットや衣装にお金をかけて製作し、脚本もしっかり練ったポルノ映画は下火となり、現在製作されているポルノ作品のほとんどが(いきなりセックスシーンに突入するような)素人映像に近いタイプの作品です」とタラントさんが述べるように、ポルノ作品は製作費も製作時間も減少傾向にあるんだそう。ポルノ映画の黄金時代は70年代。その後80年代にビデオカメラとビデオテープレコーダーが登場したことにより、家庭用ポルノビデオの時代が到来。そして現在はネットの普及により、簡単に手早く、安い製作費で撮影されるのが主流なんだとか。加え、一般人がスマホで撮影するようないわゆる"素人映像"も人気とのこと。

2.女性も含め、ポルノ視聴者は増えている

ビデオやDVDをレンタルしたり、オンデマンド放送で視聴する人は減少し、現在はスマホでポルノを視聴するのがスタンダードのよう。<Pornhub>によると、2010年と比較し、2016年はスマホ視聴率が1,424%も増加(余談ではあるけれど、2010年3月にニールセン〔視聴動向の調査会社〕が行った調査では、アメリカの成人労働者の29%がオフィスのパソコンでポルノを視聴していたという驚きの結果も)。

ポルノ視聴者は男性の方が圧倒的に多いものの、女性の視聴者も確実に増えているそう。同じく<Pornhub>によると、26%の女性(2016年調べ、世界対象)がポルノを視聴しているそうで、これは2014年の23%に比べ上昇しているとのこと。またタラントさんによると、カップルで一緒に視聴することもあるものの、基本的にはポルノは1人で見る人が多いんだとか。

3.コンドーム使用に関する法規制論争

80年代以降、HIV感染への認識が高まるとともにポルノ撮影(特にゲイポルノ)現場でコンドームが使用されることが増えたそう。しかし基本的に使用するかどうかは製作者に任されており、(男女間による)ストレートポルノではあまり使用されなかったという説も。その後、エイズ・ヘルスケア財団AHF)の働きかけにより、2012年にはカリフォルニア州ロサンゼルス郡(Los Angeles County)でのポルノ撮影ではコンドームを使用することを義務付ける条例が成立。結果、ロサンゼルスで撮影されるポルノがその後4年間95%も減少し、代わりにラスベガスやアリゾナで撮影されることが多くなったのだとか。しかし昨年、カリフォルニア州全体でポルノ撮影時のコンドーム使用を義務付ける法案に対する住民投票が行われ、法案は反対多数により否決。ポルノ業界関係者の権利が守られることに。

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法案否決をサポートして下さった皆さん、ありがとう! 演者の声が届き、結果に繋がったことを嬉しく思います!

この結果、ロサンゼルスの条例も撤廃され、撮影時のコンドームの使用は製作側の判断に任される状態に戻ったんだそう。

4.海賊版によるポルノへの打撃、および俳優への報酬の減少

20年前に比べ、現在ポルノ俳優が"マルチフィルム契約"(作品が2次使用される際に発生する報酬などを盛り込んだ契約)を結んで出演することは滅多にないのだとか。つまり俳優たちは演技に対して報酬は払われるものの、その後作品がどんなにヒットし、また別フォーマットで販売されたとしても支払いが発生するのは稀、ということ。これは作品が動画サイトなどで無料配信されてしまう"海賊版"の増加により、業界全体の製作費が減少したことに起因するそう。タラントさんは、海賊版による業界の損失は年間で20億ドル(約2,250億円)にものぼると概算。

アダルトタレント専門のエージェトであるマーク・スピーグラーさんは「(20年前)トップレベルのポルノ女優は10万ドル(約1,120万円)程度は稼いでいましたが、現在は5万ドル(約560万円)がやっとです」とコメント。

5.フェミニスト、同性愛、インディー系のポルノ作品が増加

「男女共に言えることですが、比較的新しいポルノ視聴者層はフェミニストやインディー系のポルノ作品を好む傾向があります」と語るのは『Exposure: A Sociologist Explores Sex, Society, and Adult Entertainment(暴露:社会学者がセックスと社会、そしてアダルトエンターテインメント産業を探る)』の作者であるシャンテル・ティボルス博士。彼女によると、これまでのポルノ作品に満足できない人たち、すなわちレズビアンや同性愛、トランスジェンダー作品などを好む人たちが増え、そういった作品が製作されることで視聴者数が増えているとのこと。90年代後半から動画配信サイトで多様な性をカバーする作品がリリースされるようになり、2004年には"ポルノ界のオスカー"と呼ばれる「AVNアワード」に「トランスセクシャル俳優賞」が登場するまでに! 

6.人気俳優のタイプも変化

ティボルス博士によると、これまでポルノ業界では"胸が大きく、でも体は細い"タイプのボディを持つ女優が一般的で、90年代の「人気ポルノ女優トップ10」はほぼすべてこのタイプが占めていたんだそう。しかし近年は、小さめの胸やふっくらタイプの女優の人気が高まってきたのだとか。ポルノ女優であり「アダルトパフォーマー擁護委員会」の委員長を務めるシャネル・プレストンさんは、「90年代は"手の届かない"タイプの理想のボディをした女優が人気でしたが、最近はごく普通の女の子タイプが人気です。一見してポルノ女優だと分かる容姿の人は減っています」とコメント。

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 宮田華子

COSMOPOLITAN US

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