今年のゴールデングローブ賞の授賞式で初監督作品『Lady Bird(原題)』が作品賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞したグレタ・ガーウィグ。ハリウッドのセクハラ問題について、率直な心境を打ち明けたそう。

米『ニューヨーク・タイムズ』紙にウディ・アレンやロマン・ポランスキーといった性的暴行疑惑のある映画監督たちについて聞かれたグレタは「ウディ・アレンに関していうと、あくまでも私個人の意見だけど、もしあの時事実を知っていたら、彼の映画には出演していなかったと思う」と告白。

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ウディといえば、2014年に養女ディラン・ファローから「7歳の頃にウディから性的虐待を受けた」と告発されている。それを知ったグレタは、彼とは二度と仕事をしないと決意したという。

「ディラン・ファローの公開書簡を読み、その事実に胸が張り裂けそうになった。ウディの映画『ローマでアモーレ』に出演したことで、またひとりの女性を傷つけてしまったと後悔したわ」

「私は彼(ウディ)の映画を観て育ったし、それらの映画からたくさんのことを学んだ。その事実は変えられないけれど、これから意識を変えていくことはできる」

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今年のゴールデングローブ賞では、多くのセレブたちが黒の衣装を着用し、セクハラの撲滅を訴える「Time's Up」へのサポートを表明。20181月から始動した「Time's Up」はすでに募金目標額の1500万ドル(約17億円)を達成し、基金は職場でセクハラ被害に遭った女性や男性たちの支援に使われると報じられている。

授賞式に出席したジャスティン・ティンバーレイクも黒のタキシード姿で登場。胸には「Time's Up」のピンバッジが光っていたけれど、ウディの最新作『Wonder Wheel(原題)』に出演が決定していることから、「偽善者」や「ウディの映画に出演するなら、そのピンバッジは外して」とバッシングされたのだとか。思わぬところで批判を受けてしまったジャスティン。このピンチをどう切り抜けるのか、要注目。

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※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Reiko Kuwabara

From: ELLE UK