イギリス王室のウィリアム王子と妻のキャサリン妃が、2人の子供たちと一緒の飛行機で海外の公務に出かける姿は、ときに普段の自然な様子が垣間見れて、ほっこりしてしまうもの。例えば、4歳のジョージ王子が長い飛行機旅を終えてご機嫌斜めだったり、2歳のシャーロット王女がみんなの前で初めてお辞儀をしたり…ロイヤルファミリーと言えども、飛行機の中では普通の家族と同じような会話をしながら旅をしてきたのかな…と思うと、なんとも微笑ましい♡

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ポーランドからのフライトにて、キャサリン妃がシャーロットにお辞儀をしてお礼を言うよう教えている場面。

ただ、実はこのような場面は、本来見ることができないはずだったのだとか。

コスモポリタンイギリス版>によると、『女王の後継者は同じ飛行機に乗っていけない』という王族の議定があるのだとか。これは万が一のことがあった際に、血統を守るためにできたルールで、ウィリアム王子が子供たちと同じ飛行機に乗ることも、ジョージ王子とシャーロット王女が一緒に乗ることもこれに反しているのだそう。

ウィリアム王子は、父親のチャールズ王子に次いで王位継承順位が第2位。次いでジョージ王子が第3位、シャーロット王女が第4位。そのため、家族が一緒に移動をすると継承者が3名同じ飛行機に乗ることになります。

2013年にジョージ王子が生まれた後、ウィリアム王子は、2014年のオーストラリアとニュージャージーへの旅行に息子も同行させたいと女王に懇願し、特別に許しを得ていたそう。BBCによれば、このルールは公式ではないものの、伝統的に行われてきていて、女王が決定権を持っているのだとか。

昔に比べると航空機関が安全になってきており、近年はルールが緩まってきている様子。とはいえ、女王から許しをもらったのは2014年のオーストラリアとニュージーランドの公務のみ。2015年にシャーロット王女が生まれてから、ウィリアム王子はルールを破り、妻と子供達と一緒にカナダ、ポーランド、ドイツなど、数々の海外公務に出かけているよう。

穏やかそうなルックスとは裏腹に、ルールを時代に合わせて改め、家族とともに公務を続けるウィリアム王子は、母親のダイアナ妃のように、革命児なのかもしれませんね。