来たる3月17日の全米公開を控え、大注目を浴びているエマ・ワトソンの主演最新作『美女と野獣』(日本では4月21日公開)。

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Beauty and the Beast US Official Trailer
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エマのあまりの美しさに期待値は高まるばかりの本作だけど、彼女が最近登場した『Total Film Magazine』のインタビューによると、実は『美女と野獣』への出演を決める前に、「シンデレラ役のオファーを断っていた」んだとか!

その理由は、シンデレラのような"典型的お姫様"のロールモデルは、すでに世の中に溢れているから。

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テレグラフ>によると、エマは「シンデレラ役を断った当時は、『美女と野獣』がリメイクされることは知らなかったの」と語ったそう。

「でもベル役をオファーされた時、シンデレラよりもキャラクターと共鳴する部分が多いと感じたのよ。ベルは好奇心旺盛で、思いやりがあって、オープンな心を持った女性。私がロールモデルとして体現したいのは、そういう女性だと思ったから

ただし、ベル役を引き受けるにあたって、彼女が持つ"女性としての強さ"をもっと強く表現するため、脚本にテコ入れをしたというエピソードは以前紹介したとおり。下記がその時のエマのコメント。

ベルは読書家だけど、それだけでは彼女が周りになじめないキャラクターである理由として弱いと思ったの。それに、普段何して過ごしてるの?っていう疑問もあった。だから今作で私たちは、彼女のバックグラウンドを肉付けしたの。たとえば彼女が洗濯機を発明すれば、洗濯機を回す間に読書をする…といった設定に説得力が出るでしょ? それで彼女を発明家にすることにしたのよ。

実は『シンデレラ』の監督をつとめるのは、イギリスの名優ケネス・ブラナー。役者なら喜んで飛びつきそうなこのオファーを自身の信念のために断るなんて、フェミニストとして精力的に活動する何ともエマらしい選択。

最後に今作のベルのキャラクターについて、このように付け加えた彼女。

「彼女は周囲から違う意見を言われたり、脅されるようなことを言われたり、槍玉に挙げられても、簡単には流されない。そういう女性なの」

エマが自身の思いを詰め込み、渾身の力を注いだ『美女と野獣』。公開が待ちきれない!