日本でも数々の大ヒットを生み出した、英人気ボーイズ・グループ『ワン・ダイレクション(以降1D)』のメンバー、ルイス・トムリンソンの母、ジョアンナ・ディーキンさんが12月7日(現地時間)、白血病のため死去。42歳という若さだった。
コスモポリタン イギリス版によると、夫のダンさんは、ジョアンナさんの逝去についてこのように語った。
妻ジョアンナは、今年はじめに「急性白血病」だと診断され、それから緊急治療を継続してきました。しかし2016年12月7日水曜日の早朝、ジョアンナに別れを告げることになり、はかり知れないほどの悲しみに包まれています。
3日後の12月10日(土)、この哀しみの中だが、ルイは「1D」の原点でもある、英ミュージック・オーディション番組『ザ・エックス・ファクター』に出演を決意。ソロでは初となるシングル「Just Hold On」を初披露した。
母親であり、ルイのファンでもあったジョアンナさん。ステージの最後には、最愛の母に向けて、ルイが祈りを捧げた。
「DJスティーブ・アオキ」とコラボしたこの曲、アップビートな明るい曲だが、実はこの歌詞は、他界したジョアンナさんへ贈るメッセージではないか…(?)とファンの間で話題にもなっている。
人生のチャプターが終わる時、君は何をするんだい? 本を閉じて、もう二度と読まないようにするのかい? 自分の物語が終わったらどこへ行くの? 過去の自分にだって、未来の自分にだってなれるんだよ。 太陽は沈んで、また戻ってくるんだ。 世界は、何があっても回っているのさ。Oh-oh-oh もしすべてが間違った方向に進んだら Oh-oh-oh Darling ちょっと待ってて…
すべて言われるまで、終わらないんだよ。 自分の最期までは、終わらないんだよ。 じゃあ、君がいなくなった時には、みんなに何て言って欲しい? 君は諦めたって…? それとも頑張ってたって…? 太陽は沈んで、また戻ってくるんだ。 世界は、何があっても回っているのさ。 Oh-oh-oh もしすべてが間違った方向に進んだら Oh-oh-oh Darling ちょっと待ってて… (「Just Hold On」歌詞一部選抜)
母を亡くしてすぐだがステージに立ち、メディアを通じて世界に曲を届けた与えたルイは、まだ24歳。「1D」を生みの親である音楽プロデューサーのサイモン・コーウェルは、彼のパフォーマンスについて、こうコメントした。
ルイ、私は君の事を6年ほど知っているが、君の「勇気」には本当に感動した。アーティストとして、そして人間としても尊敬するよ。母親ジョアンナさんも、君のことを誇りに思っているし、今夜のパフォーマンスを誰よりも楽しみにしていたと思うよ。きっと空の上から見下ろしてくれていたはずさ。
涙を隠しきれなかったルイは、収録後Twitterでこのように告白した。
思っていた以上に辛かった…。僕を支えてくれている皆さん、スタジオで特別なステージを作ってくれた最高なファンの皆に感謝します!
また、母親ジョアンナさんにむけてこんなメッセージも…♡
家族からのたくさんの愛情を感じているよ…。ママは、僕のこと誇りに思っているはず!Fワード使ってごめんね、ママ(笑) 大好きだよ!
加えて、「1D」メンバーや関係者からも次々とメッセージが贈られた。
▼「1D」メンバー、リアム・ペイン
本当に気の毒に…俺もツラいよ。どれたけ遠くにいても、お前を愛している。お前が俺を支えてきてくれたように、俺もお前の力になるから。お前とご家族のことを祈っているよ。今お前がどんな気持ちか、想像もできないけど…。ジョアンナさん、どうか安らかに。あなたのこと、永遠に忘れません。
▼「1D」メンバー、ナイル・ホーラン
本当に悲しい知らせだ。愛しているよ、ルイ。俺含め、みんなここにいるから。お前のママは素晴らしい人だった。
▼「1D」元メンバー、ゼイン・マリク
愛してるよ! ご家族みんなのために祈っている。お前の「強さ」を誇りに思うよ。お前のママも、きっとお前のこと誇りに思っているはずだ。
実はジョアンナさん、7人の子供を育てあげた大家族の母親。長男ルイ(24)の他に、ロティ(18)とフェリシティ(16)、双子の娘のフィービーとデイジー(12)、そして2014年には、新たに双子のアーネストとドリス(2)が誕生。今年1月末に、ジョアンナさんにとって初孫となる、ルイの長男フレディ君も迎え、偉大な"祖母"としても愛されていた。
そんなジョアンナさんのInstagramは、いつも家族の笑顔と幸せでいっぱい。ルイとジョアンナさんの、幼い頃からの幸せいっぱいの思い出はこちら。
24年間、ルイの母親として、そして彼の一番のファンとして支え続けてきたジョアンナさん。ご冥福をお祈りいたします。
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