先日行われた「ミス・ブラジル コンテスト」の最終審査で、見事栄冠を手にしたライサ・サンタナさん(21歳)。コスモポリタン アメリカ版によると、ブラジルのミスコンで黒人女性が優勝するのは、1986年に史上初のグランプリに輝いたデイス・ヌーネスさん以降、実に30年ぶりの「歴史的快挙」なのだとか。

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今回のグランプリが「歴史的快挙」と言われるのは、ブラジルの社会背景が大きく関わっているから。ニュースメディア<Latin Times>の解説によると、ブラジルでは実に人口の54%が自分たちを「黒人、または多民族人種」と認識しているにも関わらず、ミスコンにはその人口統計がまったく反映されてこなかった(つまり、ラテン系白人が中心だった)のだそう。

しかし今年は候補者27名のうち6名が黒人女性という、"史上もっとも多様性に富んだコンテスト"として注目を浴びることに。

プロのモデルとして活躍し、マーケティング学を専攻する学生でもあるサンタナさん。彼女はコンテストの選考期間の間ずっと、審査員たちに「30年間の壁を打ち破りたい」と切に訴え、多様性の重要さについて唱えてきたのだとか。

今回の栄冠を受けて、彼女は<Essence>に以下のようにコメント。

「いろんな感情が入り混じって、胸がいっぱいです。優勝できると思ってなかったから…。今回のことで黒人の美しさを証明できたこと、そしてモデルやミスグランプリに憧れる女の子たちを勇気づけることができたことを、心から嬉しく思います。彼女たちに、『夢は叶うのよ!』って伝えたいです」

ナチュラルなカーリーヘアと、太陽のような笑顔が魅力的なサンタナさん。彼女が刻んだ大きな一歩が、女の子たちの次なる夢の実現へと繋がりますように。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:伊藤 由佳里

COSMOPOLITAN US