無名の日本女性がハリウッド女優の切符を手にした秘密

英語も非ネイティブ、コネも経験もない、だけどやろうと思えばできる!

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昨年、アメリカ本国で放送された、NBCの人気ドラマ『HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン』のレギュラーキャストに大抜擢されたことで、一気に注目を集めるようになった祐真キキさん(26)。身長153cmという小柄できゃしゃな体つきながら、その目力や黒髪ロングヘアーからは芯の強さが伺える、まさにアジアンビューティーな祐真さんが、自ら勝ち獲ったハリウッドデビュー。その軌跡をインタビューしました!

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——『ヒーローズ・リボーン』に出演した日本人俳優、ということで、いま大注目ですね。祐真さん演じるミコ役ですが、オーディションを受けたんですか?

ありがとうございます! はい、ミコ役はオーディションでした。でも当時はエージェントもマネージャーもついていなかったので、自分ひとりでオーディション会場に行きました。

——そうなんですね。日本では芸能事務所に所属してマネージャーがついて、オーディションを受ける、というスタイルが主流ですが、ハリウッドでどのようにオーディションまでこぎつけたんですか?

日本では芸能事務所に所属すれば、仕事をもらえるし、身の回りのケアまでしてくれるけど、アメリカの場合は違います。俳優に変わって、制作側に出演契約や金額交渉などをしてくれるエージェントとまず個人契約をして、契約が成立したら、マネジメントはまた別の専門の会社に依頼するというのが一般的なんですが、当時、私にはまだ、そんなエージェントもマネージャーもいませんでした。そんな中、サンタモニカで毎週1回、殺陣の教室に通っていたのですが、おなじ教室に通っている生徒のお母さんから、ある時、知り合いのキャスティングディレクターが殺陣のできる日本人の女の子を探していると聞いたんです。それで、お母さんに私のアクションデモを託して、番組制作の関係者に渡してもらったのが、オーディションを受けるきっかけでした。

普通は3~4日かかるオーディションを、1日で最後まで突破してしまったんです

——それって結構、まれなパターンなのでは?

そうかもしれませんね。で、普通なら、オーディションも4〜5段階あるので、ひとつ突破したら次の段階って具合に進めていくんです。でも私の場合は、キャスティングディレクターたちの前で3日ぐらい前に渡された台本に沿った演技と、殺陣のアクション+会話の演技をしたら、その場で気に入ってもらえたみたいで、このまま30分待っててくれって残されたんです。それで次に『ヒーローズ・リボーン』のプロデューサーたちが6人ぐらいいる部屋に通され、またおなじ演技をして、またそこで気に入られて、その次の段階のインタビューに進みました。つまり、普通は3〜4日かかるところを、1日で最後まで突破してしまったんです。で数日後に、合格の連絡をもらいました。なんだかラッキーですよね(笑)。

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——祐真さんが演じたミコは、失踪した父を探している東京在住の女性で、恐るべきパワーや秘密を隠し持っている、という謎の人物ですが、ミコとご自分との共通点はありますか? またなぜ、ミコ役を勝ち獲れたと思いますか?

うーん、共通点というと難しいけど、諦めない性格とかそういうところは似てるかな。でもあまり作り込みすぎず、結構そのまま演技しているかもしれない。ミコ役を獲れたのは、役のイメージがたまたま私にあっていたんでしょうね。それから、オーディションがすごくうまくいったんですよ、ほんとに(笑)。オーディションって前日に台本を渡される場合もめずらしくないんですが、そうなると準備が足りなくて実力が発揮できないこともある。だけど私はこの日絶好調で、終わったあとに「今日ヤバかったな、めっちゃうまくできたわ」って自分でも手応えがあった。

——お話を伺っていると、なるべくしてなった感じもするし、強運の持ち主でもあるんでしょうね。『ヒーローズ』シリーズといえば、かつて、日本人俳優のマシ・オカさんが出演して話題になりましたが、そんな世界的な人気ドラマに出演したことで、周囲の環境はかなり変わったかと思います。また苦労したことも多かったのでは?

以前はオーディションに行っても事務的にツンと対応されているだけだったけど、今は新しいオーディションに行くと「あのヒーローズ・リボーンのミコが来た」って注目されたりして、知名度はあがりました。演技もそうだし、仕事の進め方も含め、もちろん私の経験値が増えたので、自信にもなっていると思いますね。ハリウッドは、オーディションに合格して採用された時点でプロ扱いされるので、新人とかベテランという日本のような上下関係は一切ないんです。キャストはお互いに人としてリスペクトし合っているので、全員が対等。オーディションにさえ受かっちゃえばいいので、わかりやすいし気持ち的にはすごくラクだから、私にはハリウッドのシステムの方が合っているかも。その代わり、日本のマネージャーのように、送り迎えやスケジュール管理など誰もやってくれません。役者はひとりひとりが社長とおなじなんです。だから私も『ヒーローズ・リボーン』が決まった直後にエンターテイメント専門の弁護士を雇って、NBCから提案された契約書をもとにギャラ交渉をしてもらったりと、大変でした。

——これまで悔しい思いをしたことはありますか?

何度もありますよ。だって、右も左もわからない、ほとんど知り合いのいない土地にひとりで飛び込んでますから。たとえば、マネジメント料10%って聞いていたのに30%引かれていたりといった金銭トラブルが多いですけど。お金のことって、言ってる自分もイヤになっちゃってもういいやって心が折れがちだけど、でも1回諦めたらほかのすべての面で諦め癖がついちゃいそうで、だから戦うしかないですね。

ハッタリでも言ったもん勝ち。前に前に行かないと負けちゃう

——祐真さんって度胸もあるし、話していてもエネルギッシュで情熱的ですよね。

私はアツいですよ〜。人見知りの部分もあるから、空気はちゃんと読みますけどね(笑)。でも、日本人って我ながら辛抱強いなって思った。私は撮影で6〜7時間待たされても当たり前だと思うけど、アメリカ人のキャストは新人であろうが待たされればすぐに、文句を言いに行きますから。ハッタリでも言ったもん勝ちみたいなところがあるし、たとえばほとんどのスーパーで、30日以内なら食品以外は使っても返品可能というリファンドシステムがあるのですが、みんな普通にリファンドしますし。文化が違いすぎるから、私も前に前に行かないと負けちゃうんです。だから、向こうではガツガツしてます!

(取材・文/若山あや)

>>次回は、祐真さんがハリウッド俳優になるまでに歩んできた道、夢の叶え方、恋愛論をお届けします。

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