Clothing, Pink, Fashion model, Magenta, Thigh, pinterest
五十嵐 瑛仁(TRON)

取材場所に現れたラブリさんは、今話題のボクササイズの体験レッスンを受けてきたあととのことで、なんとスッピン。そのお肌はスタッフ一同、つい見とれてしまうほど、つるっつるでピカピカ!! これまでもコスモのインタビューで何度か、ラブリさんに独自の美容法を披露していただきましたが、今回は輝くような美肌の秘密を詳しく伺いました。

【ラブリPROFILE

19891127日生まれ、愛媛県出身。モデル&タレントとして幅広く活躍し、数々のメディアに出演している。最近は作詩、写真、絵などアートワークも積極的に行っている自身、初写真詩集となる『愛は愛に愛で愛を』が好評発売中!

Official blog/Loveyouself Twitter/@lovelizm Instagram/@loveli_official

――今、スッピンですよね!?すごく肌がキレイですね!

ありがとうございます! 10代のときより、今のほうが肌の調子はいいかもしれませんね。実は私、10代の頃はジャンクフードが大好きで、インスタントフードも食べるし、朝から揚げ物みたいな食生活をしていたこともあったんです。それに若い頃ってメイクもすごく盛ってしまいますよね。肌に負担がかかっていたんだと思います。それを一回やめた瞬間、好転反応みたいな感じで肌がすごくかゆくて、ぶつぶつができてしまったんですね。その頃はずっと皮膚科に通って、病院で処方してもらったクリームを塗って、市販の化粧水さえつけられないという状態でした。そんな時代を過ごしたので、自分としては肌がキレイというイメージが今も持てないんですよ。

――どうやって調子を取り戻したんですか?

食生活を変えてからも、相変わらず肌の調子は悪くて、どうしてなんだろうとずっと思っていたんですが、ふと、その肌を自分が嫌っているからかもって、気づいたんです。化粧水をつけているときも、最悪! みたいな感じで、10代の頃って、ついイライラしてしまうじゃないですか。18歳だったと思いますが、もう自分の肌を嫌うのはやめようと思い立って、化粧水をつけるときも(手で頬を覆いながら)がんばれー、がんばれーって、口に出してやっていました。すると1カ月くらいたつと、本当に肌がキレイになってきてビックリ! そのとき、自分で自分を大事にするって、こういうことなのかもと思いました。今はちょっと肌荒れしても、今だけだよー、今だけ今だけって、気持ちを込めながら、お手入れしています。そうすると不思議と調子が戻ってきますね。悪かったものがよくなった経験を一度しているので、ちょっと肌荒れしても、これは一時的なものだとどこかで信じているんです。自分の肌を信じてあげることが大事ですね。大丈夫、大丈夫って励ましてあげたりね。

Shoulder, Bangs, Waist, Chest, Magenta, Abdomen, Trunk, Fashion, Stomach, Black hair, pinterest
五十嵐 瑛仁(TRON)

――最近ハマっている美容法はありますか?

私の場合はお手入れがもうルーティンになっていて、あまり変わってないんですよ。ずっと同じことをただやり続けています。海外に行っても、いつも使っているもの一式持って行って、肌をビックリさせないようにしているんです。10代のときより今のほうが肌の調子がいい具体的な理由は「コットンパック」をやり続けているからかなと思います。大判のコットンを少しお水でしめらせて、化粧水をつけて、おでことほっぺと鼻と口元に貼るんです。その状態で4分くらいおいて、そのあと自分の好きな乳液を塗る。それだけです。今はスリーの乳液を使っていますが、何でもいいと思います。それを朝晩やっているだけなんです。このコットンパックをやり続けることがとにかく大事。あとは週に1回くらいスチームを浴びながらオイルでマッサージしたり、スクラブをやったりして、くすみをとるくらいですね。飛行機に乗るときも、化粧水と濃厚なクリームを塗って、マスクして、たまにスプレーして、それをやり続けるしかない。あとは着く直前にパックしたり。徹底的に保湿です!

――お気に入りのスキンケアコスメはありますか?

化粧水は同じものを使い続けるんじゃなくて、いいものに出合うと変えてみるんですが、表参道にある「ナチュラルハウス」のオーガニックコスメの化粧水がいちばんのオススメです。いろいろ使ってみても、まわりにまわってこれに戻るときが一年に一回くらいあるんですけど、そのたびにやっぱり最高だなと思います。すごく肌がキレイになって、なんだかふわふわになるんです。あとは「アレッポ」というオリーブオイルの石けん。肌がしっとりして、すごくいいですし、値段も高くないです。洗顔もカラダもずっとこれを使い続けていますね。「ナチュラルハウス」は本当に大好きな、私の行きつけのお店です。あとはCMをやらせてもらっているフェイスマスクの「ルルルン」。パックしたあとは、残った液をカラダ中に塗っています。お尻まで塗りますよ(笑)。

――みんなが簡単にマネできるような美容法を教えてください。

私は朝ご飯を必ず食べていますね。フルーツは基本、いちごとバナナ1/2本。それと白湯を飲んでいます。あとは青汁。飲むのではなくて、ヨーグルトにかけるんです。そこに豆乳やナッツなどをかけて食べるのを18歳からずっと続けていますね。それを食べると朝、起きた! みたいな感じで、カラダにスイッチが入るようになったんです。今では私のエネルギー源みたいなもので、それが1日のスタート。撮影で朝ご飯があったとしても、まずはそれを食べてから、というのがずっと習慣です。最初は青汁から始めて、今はサンフードのスーパーフードのパウダーを使っているんですけど、手軽に始めるなら青汁パウダー、おすすめですね。抹茶みたいな味で、青汁を食べてるって感覚はないです。甘いのが好きならはちみつ足してもいいし、グラノーラを入れてもいいし、私は黒ごまきなこをかけたり、バナナやいちご、ブルーベリーを入れたりしています。量はコップ一杯くらいです。おいしいですよ。

Shoulder, Joint, Waist, Pink, Magenta, Abdomen, Costume, Chest, Trunk, Bangs, pinterest
五十嵐 瑛仁(TRON)

――どうやって独自の美容法を見つけているんですか?

10代からずっと美容の本などでいろいろ調べながら、自分を研究材料にして、自分のカラダで実際に感じて、何が正しいんだろう?と7,8年かけてかなり試しました。10代のときはやせたいとか、かわいくなりたいという思いがやっぱり強いので、ダイエットもしましたね。でもただやせただけ。結局リバウンドしちゃったり、やせすぎて生理が止まったこともあったり、カラダの中って一体どうなっているんだろうと思い始めて。ベジタリアンになってみたり、いろいろ試した結果、バランスのいい食事ときちんとしたお水のとり方をすれば、中からキレイになって、便秘もしないし、カラダの中が循環するってことがわかったんです。それからは、すごくシンプルですね。食べ過ぎた次の日はちょっと少なめにしたり、お豆腐にしたり、夜ご飯に出かける予定がある日はお昼を軽めにしたり、朝もヨーグルトだけにしたり。25歳くらいからようやく、自分に足りないものや、自分がやらなきゃいけないことをカラダがわかるようになってきました。

――ラブリさんにとって、美をキープするための秘訣とは?

自分を愛すること、ですね。私は20代前半、極端に美容にのめりこみすぎていたんです。毎日あと1cm、あと2cmって、ふくらはぎのサイズを測ってみたり、体重計にも毎日のっていました。減らさなきゃ、減ってないならもう一回お風呂に入って、汗を出そうみたいな感じで、とにかくやせなきゃいけないという強迫観念を持ってしまっていたんです。それってやっぱり人と比べているからなんですよね。あるとき、人と比べても仕方ないよ、私はこのサイズでいいよ、って自分を甘やかすことにしたんです。自分を許してあげたら、すごく気持ちがラクになりました。自分を愛することって、本当に大事なんだと身にしみましたね。今はただ素直に、自分の心とカラダに従っています。20代前半は自分のことが本当にマックスで嫌いでしたよ。27歳の今の自分が好きかと聞かれたら、まあ悪くないかな~みたいな(笑)感じですね。

肌の不調やダイエットで悩んでいた時期があったなんて信じられないほど、キラキラとポジティブなエネルギーに満ちたラブリさん。いろいろ試して辿り着いたというシンプルなスキンケアは、高いお金をかけなくても、日頃の食事や手持ちのアイテムで、私たちもフォローできるものばかり。それをひたすら続けるというのが、実はいちばん難しいかもしれませんが、ラブリさんみたいな輝く美肌が手に入るかもと期待して、がんばりたいですね!

撮影/五十嵐 瑛仁(TRON) ヘア&メイク/福岡玲衣(ADDICT_CASE) スタイリスト/山王丸久美子 モデル /ラブリ(PYRAMID) 取材・文/江口暁子

ジャケット、ショートパンツ ※参考商品(共にH&M STUDIO COLLECTION SS17/H&M カスタマーサービス)ブラトップ/5,000円(ナイキ/ナイキ カスタマーサービス)スニーカー/14,000円(リーボック クラシック/リーボック アディダスグループお客様窓口)ピアス/スタイリスト私物※全て税抜価格