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SHIN YAMAGISHI

-エリアナさんにとっての人生最高の出会いとは?

第一印象で、仲良くなれないと思った子が一番の友達に!

好き嫌いがはっきりしているタイプなので、初対面の時に好き嫌いをなんとなく判断しているところがあるのですが、なぜか、本当に仲良くなる子は、第一印象の悪い人なんです。

今、一番仲がいい子も、はじめて会った時に「絶対、仲良くなれない」と思いました。

その子とは、定期的に開催している女子会で出会いました。その子に初めて会った時は、お互いのシャイな性格もあってかその子に聞きたいことがある時は、その場にいた友達を介して聞いてもらったりして、目の前にいるのに直接会話をできないほどだったんです。

でも、仲良くなれないと思っても、「もしかしたらこの子となにかあるかも」って思ったので、連絡先は交換してて。

具体的になにが起こるかなんてもちろんわからないんですが、人の縁もどこでつながっているかわからないから、第一印象が悪くてもシャットアウトすることはしないんです。

結局、その子とは、仕事で会う機会があって、仕事に対しての考え方など、いろんな話をしたら一気に仲良くなっちゃいました。女子会に同席していた友達から、「よくここまで仲良くなったね」と言われるぐらい(笑)。

どこでどうなるかわからないから、せっかくの出会いを自分で断ち切っちゃうのはもったいない気がします。「嫌だな」と思っても、話してみると印象が変わることもあるかもと、ポジティブに捉えるようにしています。

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-そして、エリアナさんには、もうひとつの大切な出会いがあるのだとか?

同じ地元の幼馴染のお兄ちゃんは、よき相談相手

あまり人に相談することはしないのですが、柔道家の初瀬勇輔さんには、いろんなことを相談しています。

初瀬さんとは、地元が同じで、小学生の頃までは一緒に遊んでいた幼馴染なんです。もともと親同士が仲がいいのですが、私たちは、環境が変わったことで、一時的に疎遠になっていました。

そんなある日、友達と食事をしていたら、友達から初瀬さんの話題が飛び出し、「えっ! 私幼馴染だよ」って。その友達から初瀬さんの連絡先を聞いて、再会を果たしたんです。

十数年ぶりに再会した初瀬さんは、視力を失っていて、とても過酷な人生を歩んでいました。それでも、2020年の東京パラリンピックを目指して練習に励んでいるし、自分で会社も立ち上げていて、とてもパワフルな人。ちょうど再会した頃に、ミニ・ユニバース・ジャパンの代表に選ばれて、いろんな批判を受けて落ち込んでいた時でもあったので、初瀬さんに話を聞いてもらいました。

「僕は目が見えなくてもここまで頑張れたんだから、エリアナはもっと頑張れるよ」って言ってくれて。その言葉にとても重みを感じたし、心に響きました。世界大会へ向かう時は、空港まで来てくれて、「エリアナ、頑張ってこいよ~!」って見送ってくれたんです。

今は、自分の会社の立ち上げ準備をしているので、企業家の先輩として、いろんなアドバイスをもらってます。幼馴染ということもあり、お兄ちゃんのような存在です。

初瀬さんとの再会は、友達に会いに行かなかったら起きなかった出来事なので、これからもいろんな人と出会う機会は大切にしたいです。

「いつも直感を大切にしていて、ショッピングをする時は、その直感を信じて迷ったら買わないけど、人の出会いは、直感が仲良くなれないと判断しても、なにかあるかもって思っちゃうんです」と話すエリアナさん。この"なにかあるかも"が、素敵な出会いを引き寄せる秘訣なのかも。