ダイアナ妃の情報はよくチェックするものの、チャールズ皇太子についてはあまり知らないという人も多いのでは?

コスモポリタン・イギリス版によると、英王室お付きのライター、サリー・ベデル・スミス氏が、チャールズ皇太子の半生を振り返る本「Prince Charles: The Passions and Paradoxes of an Improbable Lifeを出版。著書中では、妻であったダイアナ妃と、ガールフレンドだったカミラ・パーカー・ボウルズ(後に再婚)について書かれている。

その中で<PEOPLE>によると、ダイアナとの結婚について、周囲からのプレッシャーが強く、チャールズは決意せざるを得なかったのだそう。現在の妻であるカミラとは、結婚前に交際しており当時まだ好きだったことから結婚の前夜に涙を流していたのだとか。

カミラとは1971年に出会い、2人はユーモアを共有できる仲で、彼の話をよく聞いてくれる存在だったのだそう。2人の交際は順調だったものの、チャールズがイギリス海軍に入り、海外へ行くため破局。遠距離になったことだけでなく、当時まだ24歳だった彼が身を固める準備ができていなかったことが要因だった。

その後、カミラは別の男性と結婚したものの、共通の友人が多かった2人は引き続き仲が良く、彼女が離婚する以前から、チャールズとの関係は再燃。

1980年、ダイアナと付き合い始めたチャールズは、家族から大きなプレッシャーを受け、それは父親のフィリップ皇太子からは「決断を急ぐように」という手紙が送られるほど。著者によれば、その頃、チャールズは「まだ準備ができていなかった上、ダイアナを愛していなかった」のだそう。

カミラへの思いは1981年にダイアナと結婚しても断ち切れず、2人の息子(ウィリアム王子とヘンリー王子)が生まれたものの、夫婦の溝は大きく1996年に離婚。翌年、ダイアナは事故で亡くなった…。

チャールズ皇太子が結婚前夜に涙を流したことが、この悲しい結末を物語っていたようだ。