91歳で亡くなった「プレイボーイ」誌の創設者ヒュー・ヘフナー氏。数々の浮名を流し、賛否両論ある色濃い人生を送った彼が、生涯で愛した女性たちをご紹介!
27日(現地時間)、御年91歳でこの世を去った雑誌『プレイボーイ』の創設者ヒュー・ヘフナー氏。マリリン・モンローの隣に埋葬されると言われている彼の色濃い人生には賛否両論あるものの、女性たちに光を当て、力を与えたとも言われている。
例えば、男女は対等にセックスをエンジョイするべきであるを伝えるなど、女性の権利を雑誌内のコラムで何度も訴えてきたヘフナー氏。時には、女性が寄稿するコラムで「あなたたち(男性)が私たちの話に耳を貸す気がなく、私たちのことをただの肉の塊にしか見れないのであれば、いっそ関わらないで」というコメントを掲載し、サポートを表明したことも。他にも、女性のピル服用認可や中絶する権利なども訴え続けたそう。また、実は『コスモポリタン』を立ち上げた初代編集長は、ヘフナー氏にインスパイアを受けていたなんて逸話も。
大勢の女性とパーティー三昧だった彼の人生は批判を浴びることもあったけれど、初めて交際した女性とのドラマチックな恋愛も彼の魅力が伝わるエピソードのひとつ。
実はヘフナー氏が初めて結婚した女性は、高校時代の恋人。彼女が浮気をしたことを知った上で結婚を申し込み、10年間の夫婦生活で2人の子どもを設けることに。そんな経緯から妻は自身に負い目があり、夫が他の女性と関係を持つことを公に許していたんだそう。夫婦は1959年に離婚し、それからヘフナー氏は多くの女性と浮名を流すことに。そんな彼が人生で愛した女性たちとは…?
ホリー・マディソン
ホリーは2001年から7年間ヘフナー氏と交際したが、彼が結婚に踏み切らなかったため破局することに。ホリーはその関係を"道端に止められた車のよう"だと表現し、ヘフナー氏は「ホリーを愛しているし、一生一緒にいると思うけど結婚はしない。彼女の問題ではなくて、ただ私の結婚運が悪いからという理由でね」と話していた。ちなみに当時ヘフナー氏はホリーと同時にケンドラ・ウィルキンソンとブリジェット・マルクヮルトと交際していたそう。このホリーも「プレイボーイ・マンション」での日々を記した本を執筆。
ケンドラ・ウィルキンソン
当時3人の女性と同時交際していたヘフナー氏。その内の1人がケンドラだった。珍しくプレイメイトではなかったけど、「プレイボーイ・マンション」で他の女性たちと暮らしていたんだそう。破局後、彼女の結婚式でバージンロードを一緒に歩くと噂されていた(結局は家族と歩いたそう)ことも。
「彼と出会い、今の私ができました。一緒に過ごした時間、そして築いた友情を本当に感謝しています。寂しいですが、永遠に彼を想い続けます」と、ヘフナー氏の死にコメントを寄せたケンドラ。常人には理解できない深い絆で結ばれていたよう。
ブリジェット・マルクヮルト
2009年まで7年間交際していたブリジェット。プレイメイトではなかったけれど、2009年まで何度かヌード写真を提供するなど素人とは思えない大胆さ。そして"自分自身を見つけるために"、「プレイボーイ・マンション」から退去することに。のちに女優業にも挑戦していた模様。そんな彼女は破局後にはヘフナー氏と良好な関係を築けていないと言われている。
クリスタル・ハリス
クリスタルこそが、本命の彼女で最後の妻。2010年にヘフナー氏が彼女へプロポーズしたところ、涙を流しながら婚約指輪を受け取ったクリスタル。ところが結婚式の5日前にトンズラをこき、世界中の注目を集めることに。その後しばらくして復縁した2人は、2011年のクリスマスイブにヘフナー氏86歳でクリスタル26歳という60歳差で結婚へ。
そんな波乱な幕開けだったけれど、お互いのInstagramに盛んに登場するなど2人はとても幸せな結婚生活を送ったそう。晩年のヘフナー氏を支えてきたクリスタルだけれど、実は結婚前に婚前契約を結んでいたためヘフナー氏の財産を相続することはないんだそう。