先日ゴールデングローブ賞を受賞したジェニファー・ローレンス。その記者会見での、とある小さな"事件"がネットで大批判の的となった。

ある記者が、質問をしながら携帯で写真を撮ろうとしていたことにジェニファーが怒って注意をしたのだが、その様子を見た人々から彼女の態度へのバッシングが起きたのである。

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コスモポリタン アメリカ版によると、ジェニファーと記者とのやりとりはこうだ。記者は携帯に目を向けながら、質問を始めたらしい。

記者:「今回、この賞を受賞するに当たってどのようなお気持ちに…」

ジェニファー(以下、J):「ねえあなた、そんな風にいつも携帯をかざして、画面の後ろにいちゃダメじゃない?」

記者:「えっ?」

J:「そうやってずっと携帯かざしてさ。画面で見るんじゃなくて、ちゃんと今、目の前のものを自分の目で見なきゃ。そうでしょ?」

記者:「ああ、これは大変失礼しました(笑)。オスカーの受賞が決まったとき、あなたは…」

J:「いいえ、ここはゴールデングローブ。携帯ばかり見てなかったら間違えないはずよ」

(会場中が笑う)

ジェニファーはこの記者を失礼だと感じ、軽くドライなジョークで"文句"を言った、というわけだ。

ところが、「この記者は英語のネイティブではなく、彼が携帯を手にしていたのは、写真を撮るためじゃなくて携帯に打ち込んだ質問文を言い間違えないように見ていただけ」という説が出たことから、ジェニファーの態度だけでなく、"異文化や外国人への無理解"に対する批判もネット上に多く噴出する結果に。

しかしその一方で、現場にいたという別の記者からは「彼は確かに質問をしながら携帯で撮影をしていた」という証言も飛び出しており、ジェニファーが誤解したのか、あるいは本当に失礼な記者だったため単純に文句を言っただけなのか、事の真相は明らかになっていない。

そんな中、今回の事件で一番注目すべき発言をしたのは、ジェニファーのファンだという女優、アン・ハサウェイだった。ネット上で巻き起こるジェニファー批判の嵐を受け、黙ってはいられなかったアン。彼女はこう投稿している。

インターネット様ジェニファー・ローレンスの"叱責事件"の表面を取り上げて、彼女を一方的に批判するような意見がネット上に溢れかえっています。記者会見の席で、彼女の写真を撮影しようとした記者のことを"冷たく、みんなの笑い者にした"と。真相がどうであれ、誰かのちょっとした失敗を大げさに叩いて、引きずり落とそうとする…このうんざりするようなゲームをもうやめませんか? ジェニファーは美しく、才能に溢れ、アカデミー賞に4度もノミネートされるような、素晴らしい女性です。有名であるがために、このような中傷の嵐に晒されるのは、あまりにも不当だと思います。どうかこんなことはもうやめてください。"J・ローの1ファン"より

ジェニファーと記者の間でどんな誤解があったにせよ、多くの人々がまるで鬼の首をとったかのように批判を浴びせ続けたことの方が悲しい、というのがアンの言い分。

そう、事の真相よりも、アンの文章は大事なことを語っている。ジェニファーも少し、救われた気持ちになったのではないだろうか。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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