『スポーツ・イラストレイテッド(以降、SI)』誌の中でも、特に注目を浴びる「水着特集」。過去にはジジ・ハディッドやタイラ・バンクスなどがフィーチャーされてきた同企画に起用されたのが、義足のパラリンピック選手。雑誌史上初の快挙に貢献したブレナ・ハッカビー選手とは…?

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今回「SI」がフィーチャーしたのは、22歳のスノーボード選手ブレナ・ハッカビー選手。平昌パラリンピックに出場する予定の彼女は、今回の起用に「私がパラリンピック選手で初めて水着特集に出演するの。すごいことだわ!」と大喜び。

また、雑誌に掲載されることは、彼女自身だけでなく、障がいを持つ人々にとってどれだけ意義のあることかを説明。

「これまで、切断手術を受けた人を雑誌で見たことはなかったわ。だから、最初は雑誌に出ることに緊張して、怖くも感じました。今までの人生で、こんな風に注目を浴びることなんてなかったから。でももう一度考えて、『何も怖がる要素はない』って思ったんです」

「正しいカタチで、障がい者を代表したいという一心でした。(撮影の後)とある女性からこんなメッセージをもらったんです。『私がもっと若かった頃に、こういった写真を見る機会があったら、癌の克服にどれだけ良い影響を与えていたことかしら』って。その言葉に、撮影をして本当に良かったと思えるようになったの」

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Brenna Huckaby, SIS' First Paralympian, Makes Her Debut | Uncovered | Sports Illustrated Swimsuit
Brenna Huckaby, SIS' First Paralympian, Makes Her Debut | Uncovered | Sports Illustrated Swimsuit thumnail
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元々は体操部の選手だったハッカビー選手。そんな中、2010年に骨肉種の診断が下り、その合併症から右脚を切断することになったんだそう。当時まだ高校生になったばかりで、「人生最悪の中の最悪だった」そう。

その2年後、再びスポーツの世界に戻るべくスノーボードを始め、現在に至るという。

現在、婚約中のハッカビー選手。全身全霊で彼女をサポートし、彼女の脚について理解を深めようとしてくれる婚約者のおかげで「自信を持つことができるようになった」そう。また、ハッカビー選手が初めて義足を外したのも彼の前だったそう。

そんなハッカビー選手が、現在感じている使命とは…?

「私は、障がいに対する羞恥心を無くしたいの。どのようなカラダであろうと、すべての女性がパワフルでセクシーだと知ってほしいのよ」

雑誌史上初の快挙を成し遂げ、人々に勇気を与えたハッカビー選手。平昌パラリンピックでの活躍にも期待!