Me too」や「Time's Up」など、蔓延するセクハラ被害を告発する運動が続くハリウッド。映画『キューティ・ブロンド』や『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』で知られる女優リース・ウィザースプーン(41)も、恋人からの虐待があったことを告白した。

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Reese Witherspoon on the Abusive Relationship That Changed Her | SuperSoul Sunday | OWN
Reese Witherspoon on the Abusive Relationship That Changed Her | SuperSoul Sunday | OWN thumnail
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オプラ・ウィンフリーの<Super Soul Sunday>のインタビューで、人生で最も難しかったことを訪ねられると「虐待されていた関係から抜け出したこと」と衝撃的なコメントをしたリース。相手が誰かは明かしていないものの「精神的な虐待、そして言葉の暴力」があったという。

「ある境界線を越えたときに、脳にスイッチが入ったの。(関係を終わらせるのは)とても難しいことだとわかっていたけど、それ以上続けることはできなかった。私は本当に若かったし、すごく影響されたわ」

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コメディエンヌのミンディ・カリングとの共同インタビューで告白。オプラ・ウィンフリーが制作する「オー・マガジン」でも掲載された。

またこの出来事が、自分自身を"まったく別の人間"に変えたという。

「私は、今のような人間じゃなくて、まったく別の人間だったわ。この出来事が細胞レベルで私を変えたの。私は自分のために立ち上がったわ。私が立ち上がることができて『ええ、野心があるわ』と言えるようになったのは、それを奪おうとする人がいたから」

「その状況から逃げ出さないでいるってことは簡単よ。誰かがあなたの自尊心を傷つけることがあると、自信喪失ももたらすわ。私は自尊心を持ってなかったの。今はまったく別の人間ね」

過去の虐待で、一度は自尊心をすべて無くしたというリース。この経験が理由の1つとなり、家庭内暴力や不倫など家庭内の闇を描きゴールデン・グローブ賞とエミー賞を受賞したドラマシリーズ『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』の制作に携わることを決めたそう。

2007年にライアン・フィリップと離婚した後、2011年にタレントエージェントのジム・トスと再婚し、幸せな家庭を築きながら、キャリアとの両立をさせているリースだけれど、この告白やドラマの制作の背景にある、彼女の「女性は立ち上がれる」という強い意思が伝わってくる。