日本では花嫁が家族に宛てて「花嫁の手紙」を読むのが一般的だけれど、イギリスのウエディングでは、新郎や新婦の父親など、男性がスピーチを行うのが習わし。でも現代を生きる女性にしてみれば、「スピーチは男性が行うもの」という考えはもう古い。女性にだって権利はあるし、自分の結婚式でスピーチを披露してもいいのでは? と思う女性も少なくない。フェミニストとして活動してきたメーガン・マークルもそのひとりのよう。

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英『サンデー・タイムズ』紙によると、メーガンは2018519日、ウィンザー城のセントジョージ礼拝堂で行われるヘンリー王子との結婚式で、エリザベス女王や彼女の家族、親しい友人たちに感謝の意を表し、ヘンリー王子にも愛のメッセージを贈る予定なのだとか。

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イギリスの伝統や王室のルールを破ってまでスピーチを行わなくても…と思うかもしれないけれど、実はもうひとつ理由があるみたい。それは自分の父親に対する気遣い。メーガンの父トーマス・マークルは当日、メーガンと一緒にヴァージンロードを歩くという大役を任されている。その上、さらに800人のゲストやロイヤルファミリーの前でスピーチを披露しないといけないのは、さすがにかわいそうだと思ったのかもしれない。

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ある関係者は「メーガンはレセプションの場を借りて、ヘンリー王子や2人を支えてくれた人たち全員に感謝の気持ちを伝えたいと思っている。ヘンリー王子もその考えに賛成している」とこっそり明かした。

式を土曜日に予定したり、ウエディングケーキをバナナケーキにするなど、すでに王室の慣習をいくつも破っているヘンリー王子&メーガン。2人のスポークスパーソンも「花嫁と花婿の個性を反映させた、幸せと喜びに満ちた式になると思います」とコメントしていたけれど、2人の結婚式がロイヤルウエディングに新たな風を吹かせること間違いなし。今年秋に予定されているユージェニー王女の結婚式でも、2人の影響が見られるかも?

この翻訳は、抄訳です。

TranslationReiko Kuwabara

FromELLE UK