上海で先月開催された「ヴィクトリアズ・シークレット ファッションショー」の舞台裏で、「20年になる2年後まではエンジェルを続けたい」と話していた、"エンジェル"18年目のアドリアナ・リマ。ところが10日(現地時間)になって突如、エンジェル卒業を仄めかす書面をSNSに投稿。その理由とは…?

ヴィクシーファンの間で賛否両論を呼んでいるのが、アドリアナによる、とあるInstagramの投稿。そこには、とある仕事を断ったこと、そして今後彼女が貫くとしている信念が綴られている。

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「SNSなどに投稿される、とあるセクシーな動画に出演しないかという仕事のオファーをもらいました。こういう手の仕事はこれまで何度も引き受けてきたけれど、最近友人から『体型に自信をなくしている』と聞かされたことで、私の中で何かが変わったの。毎朝、寝起きに私が考えるのは、『今日の私はどう? 仕事で受け入れられる体型かしら?』だったこと。それに、多くの女性が、毎日のように社会やメディア、そしてファッション業界が押し付ける(美の)ステレオタイプに溶け込むよう努力していることにも気づきました。そんな生き方はおかしいと思ったし、それ以前に身体的にも精神的にも不健全なこと。だから、私はそれを変えることにしたんです。今後は、無意味に服を脱ぐことはやめます」

そして、写真の代わりに投稿されたメッセージがコチラ。

「あなたをサポートさせて。私にだって自信がないところもあるけれど、今後はもう隠そうとはしないわ。だってそれも、私の一部だから。仕事柄、外見に対するものすごいプレッシャーを感じてきたわ。女性って、本当に多くのことを背負わなくてはいけないのよね。浅はかな価値観の中で生きていくのに疲れたの。不公平だわ。だから私は、これまで様々なレッテルを貼られてきた母や祖母たちの代わりに(そんな価値観を)変えてみせる」

さらに、アドリアナはInstagramで「ヴィクトリアズ・シークレット」の公式アカウントや最高マーケティング責任者のエド・ラゼック、そして数名のエンジェルのフォローを外したとも。

ちなみに、同じくベテラン"エンジェル"のアレッサンドラ・アンブロジオも、最後のランウェイを終えたばかり。ママになっても「ヴィクトリアズ・シークレット」を引っ張ってきた看板モデルが辞めるとなると悲しいけれど、意外やファンは前向きに捉えている様子。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
「アドリアナに賛同。どんな時でも彼女を愛することに変わりない #自分らしく」
「私の気持ちを代弁してくれたわ。若い女の子たちヴィクシーモデルを見ることで、自分の体型を嫌うことがあるから。みんなが同じように完璧である必要はないんだよね。私たちはあるがままで美しいんだから。アドリアナに尊敬と愛を送るわ」

他にも「これからもみんなをインスパイアして」など、好意的なコメントが多く寄せられているよう。一方で「偽善者」なんて批判には、「人は変わるものよ、今後の人生も応援するわ」と擁護するファンも。

この件について未だ沈黙を続けている「ヴィクトリアズ・シークレット」の公式アカウント。"エンジェル20年"を待たず、引退となるのか…今後のアドリアナに注目を。