『ブラック・アイド・ピーズ』のメンバーで、現在はソロキャリアに重点を置いているファーギー。過去の薬物依存についてこれまでも語ってきたファーギーが、新たに当時の詳細を告白!

子役として活躍した後、『Wild Orchid』という3人のガールズグループの一員になったファーギー。グループに所属していた11年間で、子役時代の貯金が底をついてしまい、取り立て業者に追われていた時期もあったんだそう。グループとしてはアワードにノミネートをされたり、有名ボーイバンドとツアーを回るなどしていたけれど、2012年にファーギーが「自分らしさを失っているように感じていた」と振り返るほど、彼女にとっては暗い時代だったよう。

「レーベルが私たちにさせていたことは、私らしくなかった。私のスタイルと違ったの。だけど、ソロアルバム制作の夢を追うためにやめるとは言えなかった。彼らとモメることを避けて、代わりにクリスタル・メスというドラッグに手を出したわ」

さらに「iNews」のインタビューで、新たに「薬物依存を克服するまでの経験」を告白。

「私はドラッグが引き起こす精神病と認知症になったの。毎日幻覚を見てたわ。ドラッグを辞めてから1年が過ぎて、ようやくそのような症状が出なくなったの。それまでは、突然蜂を見たり、うさぎを見たりしてたわ」

一時期はCIAやFBI、SWATに追われていると勘違いしていたこともあったそう。

「教会にいた時、追い出されそうになったの。教会に赤外線カメラがあって、私のカラダをチェックしていると思い込んで、教会内を変な歩き方してたから。教会を走りながら、こう考えたの。『もし外に出て、本当にSWATがいたら私がずっと正しかった。でも、いなければこれは全部ドラッグのせいで、そのうち私はどこかに施設に入ることになる。本当にドラッグの作用なのであれば、もうこんな生き方はしたくない』。教会から出たとき、やっぱりSWATはいなかったわ」

「ドラッグは楽しいもの…だと思ってたのよ。だけど、(薬物依存を克服した)経験のおかげで強くなり、信念や将来への希望が生まれたことには感謝してるわ」

苦しみながらもドラッグと決別したファーギーは、その後『ブラック・アイド・ピーズ』で大ブレイク。そんな彼女は9月に離婚を発表し、10月にセカンドアルバムを発売。ファーギーは新たな人生を歩み始めているよう。