映画『ワンダーウーマン』でDCコミック史上最強のヒロインを演じ、瞬く間にスターダムを駆け上がった女優のガル・ガドット。もしこの役に抜擢されていなかったら、女優を引退し、ロースクールに戻って家計を支える予定だったそう。

米テレビ番組『サンデー・トゥデイ』に出演したガルは、司会のウィリー・ガイストに対し「引退寸前だった」「(どのオーディションを受けても)NOと断られるばかり」と打ち明け、「想像していたよりも遥かに不合格になる確率が高かった。それで『私には向いていないのかも。家族を犠牲にするのはやめて、ロースクールに戻った方がいいのかも』と思うようになったわ」と語った。

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映画『ワイルド・スピード』シリーズにも出演しているガルは、2008年に不動産開発事業に携わる実業家ヤロン・ヴァルサノと結婚。夫ヤロンとの間に2人の子供をもうけている。2004年にはミス・イスラエルに選ばれ、ミス・ユニバースにも出場。その時の経験がきっかけとなり、女優業に興味を持つようになったという。「それまでは女優になるなんて思ったことはなかったけれど、いいチャンスにめぐり合えた」「それから演技に興味を持つようになって、ついには女優という職業が好きになったの。でも子供の頃から女優を夢見ていたわけではないわ」

現在続編の製作が進んでいる映画『ワンダーウーマン』だけど、複数のセクハラ疑惑のあるブレット・ラトナー監督が関与するのであれば、出演はしないと断言しているガル。米『USAトゥデイ』紙に次のようにコメントを発表した。「私の主張や気持ちはさまざまなメディアで取り上げられている。私は自分の意見を隠さずに話しているから、みんなも私の気持ちを分かっていると思う」「でも実際にはたくさんの人たちが製作に携わっていて、みんな同じ気持ちを持っている。私だけじゃない」

さらに「みんな何をすべきか分かっていた。記事が掲載される前にはすでに心は決まっていたから、それ以上言うことはなかった」と話した。

映画『ワンダーウーマン2』は、201911月に全米公開予定。それまでに製作が順調に進むことを祈りつつ、さらにパワーアップしたガルのアクションシーンにも期待したい!

この翻訳は、抄訳です。

TranslationReiko Kuwabara

FromHarper's BAZAAR UK