アメリカの人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』の初代優勝者に選ばれ、グラミー賞はじめ数々の賞を手にしている歌姫ケリー・クラークソン。自信に満ち溢れ、いつも輝いているように見える彼女だけど、実は自尊心が低い時期もあったという。

英『アティテュード』誌に対し、ケリーは「昔もっと細かった頃、自殺したいと思っていた」「とても惨めだった。内側も外側も徹底的に惨めな気持ちだったし、それが4年ほど続いたわ。でも誰も気にも留めなかった。見た目は普通だったからね」とコメント。

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さらにデビュー当時を振り返り、「私にとってもはや人生で最も暗い時期」「その状況を打破するには、歌を辞めるしかないと思った。ヘッドフォーンをつけて、無心で走ってばかりいたから、膝と脚がボロボロ。ほぼ毎日ジムに通っていたからね」と語っている。

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そもそもケリーとボディイメージとの戦いが始まったのは、彼女が中学1年生の頃。2007年には、「中学1年生の時、約6カ月間にわたり過食嘔吐で苦しんだ」と米『コスモガール』誌に告白。

でも2007年にリリースした3枚目のアルバム『My December』をきっかけに、人生を変えることができたのだそう。「そのアルバムに『Sober』という曲が収録されている」「その曲に『picked the weeds but kept the flowers(雑草は取り除いて花だけを残した)』という歌詞があるけれど、それは私にとっての座右の銘。要するに誰と付き合うかで人生の質が決まるということ。当時はいつもネガティブな人たちに囲まれていた。でもなかにはいい人たちもいたから、そこから抜け出すことができたの。方向を変え、彼らとしっかり向き合い、光の差す方へ歩いて行った」と英『アティテュード』誌に打ち明けた。

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Kelly Clarkson - Sober (Live From the Troubadour 10/19/11)
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米『レッドブック』誌にも「ある日細くて、ある日太っていても、私の歌は変わらない」「私の歌声はなかなかすごいのよ。それに才能があるから、この場にいるの」というメッセージを残しているケリー。辛く苦しい時期を乗り越えたからこそ、今の自信につながっているのだろう。

この翻訳は、抄訳です。

TranslationReiko Kuwabara

FromCosmopolitan