エンターテイメントの本場、ハリウッドで挑戦を続ける女優の祐真キキさんに、今刺激に感じている人、物、事についてインタビュー。アメリカと日本を行き来し、人種や環境を超えて身ひとつで可能性を切り開く彼女の背中を押すものとは? 

ハリウッドで仕事を共にするコリオグラファー、そして恋人が今一番刺激的な存在

祐真キキを刺激する人とは?

「恋人には常に刺激をもらっていますね。自分のわがままな部分や固定概念に気付かされてハッとさせられます。自分とは違う考え方があるということが学びになりますし、もっとこうして欲しいああして欲しい、何でわかってくれないの! と欲も出てくる。愛情表現も感じ方も人それぞれで、辛いこともありますがそれすらひっくるめて、恋愛は刺激的だなと思います。キャラの濃い刺激的な人にばかりに興味がいくみたいなんですけど、たまにふと、相手に穏やかさも求めてしまう。自分のことながら、一体なんなんだと思ってしまいますね(笑)」

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「そしてもうひとり、私が刺激を受けているヒトと聞いて思い浮かぶのがコリオグラファーのMarguerite Derricksさん。今撮影しているドラマでダンスをするシーンがあるのですが、そこで指導をしていただいている方なんです。とてもプロフェッショナルで、人を育てることが本当に上手な人なんだなと感心しました。良いところを見つけては褒めまくり、私のテンションを上げてくれ、自然に緊張をほぐしてくれる。つい最近も『あなたは大丈夫よ。楽しんでね!』と、撮影本番前にさりげなく声を掛けてくれて、その一言に本当に救われる思いでした。きっと、演者が楽しめる現場づくりを常に意識されているんでしょうね。彼女との出会いは本当に刺激的で、多くのことを学ぶことができました。感謝!」

ヴィーガン食材にハマってます!

祐真キキが刺激を受けている物は?

「私はヴィーガンではありませんが、牛乳を使用しないヨーグルトに最近ハマっています。カシューグルト、ココナッツグルト、アーモンドグルトなど、ホールフーズ・マーケットには牛乳を使わずに作られたヨーグルトがたくさん取り揃えられているのでいろいろと試してみたんですが、これがまためちゃくちゃ美味しいんです! アメリカにはヴィーガン人口が多く、それに対応した食材もたくさん展開されています。料理のバラエティーも増えるし、動物性の食材を使わなくてもこんなに美味しく楽しく食事ができるんだって、すごく刺激に感じています。日本にもヴィーガン食材を取り扱う場所が増えればいいですよね」

緊張するオーディションは厳しくもあり、とても刺激的

祐真キキを刺激する事とは?

「相も変わらず、ドラマや映画のオーディションですね! アメリカで役をもらうためには、今の私のキャリアでは100%オーディションを勝ち抜かなければなりません。『HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン』以降、私はオーディションに落ちまくっていたのですが、最近2年越しに新しい作品で役を掴み、カナダで撮影してきたんです! その後、嬉しいことにまたひとつオーディションに受かり、現在はロサンゼルスで撮影を行なっています。今携わっている仕事が終われば、次回いつまたオーディションに受かるかわからない世界。そうやって何度数をこなしても緊張するオーディションは厳しくもあり、とても刺激的でもあるんです」

「あと、ハリウッドの撮影現場のセットには毎回驚かされていますね。すっごく細かいところまで作り込まれていているんですよ。宇宙船のセットであれば、コックピットから各部屋まで見事にリアルに作られていて、カメラに映らないような小道具のビンのラベルといった些細な部分にまでしっかりとデザインが施されています。ハリウッドでは基本的に、プロジェクトの世界観をスタジオ内にすべて作ってしまうので、毎回撮影に行ってセットを見るのが楽しみなんです!」