映画『マイティ・ソー』で日本でも有名になり、2014年には『People』誌の「最もセクシーな男性」に選ばれた俳優クリス・ヘムズワース。イクメンぶりが度々話題になる彼だけれど、新たなインタビューで、意外にも順風満帆な家庭生活ではなかったことを明かした。

今年の8月に離婚を発表した"おしどり夫婦"クリス・プラットとアンナ・ファリスの離婚原因は「多忙によるすれ違い」などと言われた。そして、3人の子供を持つ人気俳優クリス・ヘムズワースと妻エルサ・パタキーも、彼らと同じ苦しみを感じていたそう。オーストラリア版『GQ 』誌に妻の努力や、クリスが仕事と家庭の両立に悩んでいることを話した。

「僕と妻は1度恋をし、子供が生まれた。そのあと、数年間ほとんど会わなかった時期があった。でもまた恋に落ちたんだ。仕事に関しては、僕よりも妻の方がいろいろと諦めることになった。彼女は僕に仕事を少しセーブして、家で子供たちと過ごしてほしいと考えているんだよね。もちろん、僕もそうしたい。でも今の僕は、正念場にいると思ってるんだ。今は、長年活躍するための準備期間で、やらなければ消えてしまうと思うんだ」

スペイン出身で『ワイルド・スピード』などに出演している女優エルサ・パタキーと2010年に出会い、同年に結婚したクリス。2012年には長女が、そして2014年には双子の息子が誕生。子供が生まれてからの夫婦生活にも言及したクリス。

「子供がいると、すべての行動は子供のためになり、すべての時間が子供に費やされる。パートナーのための時間なんて無くなってしまいがちなんだ。それに2人とも疲れ切って、時間があっても家で寝てたいと感じることがほとんど。それでも、たとえごく稀なことだとしても、ちゃんとデートはしなくちゃいけないね」

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また、インタビュアーによると、クリスは自分自身に言い聞かせるようにラブレターの大切さを話したそう。

「そういや、僕はラブレターは書かないんだけど、きっと書いた方がいいんだと思う。妻への愛はいつも伝えているけど、その理由やどのように愛しているかは伝えられていない。僕の母が話してくれたラブレターの思い出話があるんだ。もう両親が結婚して何年もしてからの頃、父からラブレターを贈られた母は、その時の気持ちを僕にこう話した。『"ワオ、彼は私のことを愛してくれている"、と思ったんだけど、それってバカでしょ? だって愛されていることは分かってたんだから』だって。だから、手紙で心の底からの愛を伝えると、きっとそれだけ新鮮に感じるんだよ」

他にも、家に帰るとたまに上の空で返事をしてしまうなど、多忙なゆえ犯してしまう過ちを告白したクリス。しかし、2015年にはクリスとエルサが"息苦しい"と感じていたロサンゼルスから、クリスの故郷オーストラリアへ移住。以前よりも幸せに暮らし、少しずつ人生を修復しているよう。また、来年公開予定の映画『Horse Soldiers(原題)』では夫婦共演も叶い、共に過ごす時間が増えたクリスとエルサ。ハリウッドのおしどり夫婦が家庭と仕事の間に揺れていたのは少し意外だけど、危機を乗り越え幸せに暮らしていることは何より!