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エミー賞で、史上初となる6年連続のコメディー部門主演女優賞を受賞した女優のジュリア・ルイス=ドレイファス。彼女が、乳がんであることを自身のツイッターで公表した。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

8人に1人の女性が乳がんにかかります。わたしはその1人です。

ありがたいことに、私の周りには支えてくれる家族、友達がいますし、保険のサポートがあります。残念なことに、すべての女性がわたしのようにラッキーなわけではありません。だからがんと戦い、ユニバーサルヘルスケアを実現しましょう。

ジュリアは、アメリカの政治コメディ・ドラマ『Veep/ヴィープ』で女性副大統領セリーナ・メイヤーを演じている。先日のエミー賞では、6年連続のコメディー部門主演女優賞に輝き、乳がんが発覚したのは、授賞式の翌日だったという。

Veep/ヴィープ』は来年放送予定のシーズン7をもって終了予定で、ジュリアは主演を続けるようです。制作側は協力的で、彼女の体調に合わせて必要な調整をするのだとか。

彼女が実現を呼びかけたユニバーサルヘルスケアというのはWHOによると、「誰もが必要な時に、金銭的な危機に陥ることなく、質の良いサービスを受け、健康を脅かす状態から守られることを目指す制度」と定義され、収入が少ない人でも医療サービスを受けられるための制度のこと。

ユニバーサルヘルスケア制度への取り組みとして、オバマ前米大統領はオバマケア(医療保険制度改革法)を設立。しかし、オバマケアの廃止を選挙公約に掲げたドナルド・トランプが大統領に就任した今、アメリカのヘルスケア制度に懸念を示す人が増えているよう。

自身も乳がんを抱えながら、同じくがんに苦しむ人々が治療を受けられないことについて懸念を示したジュリア。病と戦いながらも、人を思う強さと優しさが伝わってくる。