数多くの慈善団体や協会へのサポートを行い、結婚後にはウィリアム王子やヘンリー王子とともに「The Royal Foundation」を立ち上げるなど、精力的に活動を続ける英国王室のキャサリン妃。

そんな活動の一面が垣間見れるのがキャサリン妃が登場する「メンタル・ヘルス」についての動画。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Talking Mental Health
Talking Mental Health thumnail
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キャサリン妃がパトロンとして支えている「Anna Freud National Centre(アンナ・フロード・ナショナル・センター)」は、ロンドンの子供や家族間でのメンタル・ヘルスについて調査し、トレーニング、治療などをする機関。彼らが制作したメンタル・ヘルスに関するアニメを、キャサリン妃が解説している。

挨拶から始まり、「メンタル・ヘルスとは何か?」を基本的なポイントから説明。

こんにちは。メンタル・ヘルスとは、わたしたちが何を考えて感じるか、ということ。目には見えないけれど、毎日わたしたちに影響を与えるものです。これについて話し合うのは難しいことかもしれません。

加えて、自身のメンタル・ヘルスについて人に話をすることや、自分自身が周囲や友達の話を聞いてあげることの大切さを伝えた。

メンタル・ヘルスについて誰かに話すことは、みんなにとって救いになります。自分では抱えきれないような気持ちを抱えているとき、「誰にどう話したら良いのだろう」とか「友達が困っているときにどう話を聞いて助けてあげたら良いのだろう」と、難しいことではあるけれど、ただ会話をするだけで状況が良くなることもあるわ

キャサリン妃が紹介するアニメは、1011歳の生徒たちが教室で繰り出す会話から始まります。それぞれが色のついた指紋で描かれていて、1人ずつが違った経験や感情を抱いている、ということを表している。

アニメの中では日々遭遇する、喜びや怒りなどの「小さな感情」と、毎日居座り続ける得体の知れない「大きな感情」の違いを描いています。

「ジェイ」というキャラクターは大きな感情に悩まされていて、ストーリーの中で次のように話します。

わたしはジャングルにいるの? それとも海? 頭がおかしくなりそう。誰か助けてくれる? お腹が痛いよ。夜も眠れない。学校で集中できない。体の中に火山があって、どんどん熱くなっていくみたい。

ジェイは悩みを誰に話せば良いのか迷います。アニメの中では、友達に相談されたとき、どうすれば良い聞き役になれるか、そして子供だけでは解決できないとき、大人にアドバイスを求める方法を紹介。

最終的にジェイは、スイミングスクールの友達ジャックに相談し、彼は水泳コーチにジェイのことを相談します。そしてジェイは必要な助けをもらうことができ、徐々に心が回復していくというストーリー。子供だけでなく大人も、どう行動すればいいのかという基本がわかりやすくまとまっています。

キャサリン妃は、以前にも夫のウィリアム王子と弟ヘンリー王子と3人、でメンタル・ヘルスについて話し合いをする動画も公開し、家族で話し合うことの大切さを伝えたり、メンタル・ヘルスの意識を広めるためのチャリティー・マラソンに協力したりしています。

キャサリン妃が行動することにより、メンタル・ヘルスについて多くの人が考えるキッカケになり、子供たちや家族が自分や周りの人たちの心と向き合うヒントとなっているはず。