ヴィクシーモデルや数々のランウェイで活躍する姉妹、ジジ&ベラ・ハディッドといえば、今最注目のモデル。その母親であり、元モデルでタレントのヨランダは、2014年に生死をさまよっていたことを自身の新しい著書『Believe Me: My Battle With the Invisibility of Lyme Disease』で明かした

前夫デイヴィッド・フォスターとフロリダに滞在中、ライム病にかかってしまい1日22時間の寝たきり状態に。以降、痛みと不安と激しい倦怠感に襲われる状況が続いたのだとか…。辛い日々の中、死にたいと思ったときに気持ちを奮い立たせてくれたのは3人の子供たちだったそう。

一時は希望を持てなくなってしまい、暗い穴から抜け出せなかった。死にたいとさえ思ったけれど、愛しい子供たちの写真を見たとき、闘う理由を見つけたの。

姉たちと同様、モデルのキャリアを積んでいる末っ子で長男のアンワル(18)と、次女のベラ(20)も実はライム病を診断されているそう。2人が自分のような苦しみを体験しないためにも、今は精力的に世界中の医師たちと会い、病気を克服する方法を探しているのだとか。

この世を去る前に、私が子供たちに残せる一番のギフトは、病気の治療法をみつけることだと思う。彼らには私のように苦しんでほしくない。

治療の最初のステップとしてヨランダが身につけたのは、辛いことを受け入れて適応していくことだったよう。

状況に身を任せることを学んだわ。最初は毎日、辛い気持ちを噛み締めていて、そのことによって余計に辛くなっていたわ。でもあるとき、これが運命だと受け入れて、身をまかせるようになった。2012年に病気を診断されてからの5年間は長かったけれど、病気が治っていく過程は宇宙の時間の流れの一環で、時間は私のために流れている訳ではないんだ、と感じたわ。

忍耐と自制心を身につけることができた。これまで自分が持ち合わせていなかった内なる力強さと「生きたい」という気持ちが、ここまで私を連れてきてくれた。

病気と闘ってきたことを活かし、ベラとアンワルが同じような苦しみを体験しないよう、対策を考えているそう。

治療方法も知っているし、どういう苦しみがあるかも知っているから、私は彼らをサポートすることができるわ。病気と闘うことは経験しないとわからないわ。自分が体験したからこそ、彼らには私のように最悪な状況を味わってほしくないし、防ぐ方法も模索している。

子供たちのためにも病気に負けたくないという強い気持ちと、その経験さえも子供たちのために活かしたいと精力的に行動するヨランダ。母としての強い愛を感じますね。