ダイアナ妃が「王室の伝統」を覆した14の瞬間

まさに彼女は、王室に革命を起こした女性

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ダイアナ妃が死去して早20年。「人びとのプリンセス」と呼ばれ、愛された彼女が亡くなったのは36歳のとき。短い人生の中で、イギリス皇太子妃として、女性として、そして母として強く生きたことでも知られています。

私はルールに従うのではなく、心に従って行動しています。それゆえに問題が生じることもありますが、それは仕方のないことです。でも誰かがそこに行き、人々に愛を伝えるのは大切なこと」――そんな力強い言葉どおり、時に大胆な行動で人々を驚かせ、また感動させた軌跡が今も語り継がれているダイアナ妃。

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そんなダイアナ妃が「王室の伝統」を破った14の瞬間を、コスモポリタン イギリス版から。彼女の強く凛々しい姿に、励まされる人は多いはず!

1.婚約指輪は自分で選ぶ

婚約指輪はオーダーメイドで作られるのが王室の伝統。しかし婚約当時19歳だったダイアナ妃は、高級宝飾店「ガラード」のカタログから選んだそう! ホワイトゴールドのリング台に固定されたブルーサファイアの周りを、ソリティア(立てづめ)ダイヤモンド14個が囲むラグジュアリーな指輪は、現在キャサリン妃の薬指にはめられています。

2.宣誓の言葉を自分で考案

結婚の宣誓の際「(夫に)従います」と言うのが英国王室における挙式の伝統。でもダイアナ妃は「従います」という言葉を使わずに宣誓。そしてキャサリン妃も同じように自分の言葉で宣誓したのだそう。

3.子どもと離れない

20歳でウィリアム王子を出産したダイアナ妃は、「自分で子どもを育てたい」という意思を実現。まず息子たちのファーストネームを自分で考え、母乳育児を実践したそう(ちなみにチャールズ皇太子は、長男にはアーサー、次男にはアルバートという名前を希望していたんだとか)。

エリザベス女王はチャールズ皇太子を残して夫と休暇に出掛けたこともあったけれど、ダイアナ妃とチャールズ皇太子はそうした慣習に従わないことに。「ウィリアム王子が生後9カ月のとき、チャールズ皇太子夫妻はオーストラリアとニュージーランドへの6週間に渡る公務がありました。2人はベビーシッターを同行することでウィリアム王子と離れず、一緒に旅をすることができたんです」と語るのは、イギリス王室に詳しい伝記作家のクリストファー・ワーウィックさん。「ウィリアム王子とヘンリー王子は、本当に幸運です。ダイアナ妃は古い時代の王室の伝統に染まらず、自分の考えを持って子育てに取り組んでいましたから」。

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4.公務より子育てを優先

結婚前は幼稚園の先生をしていたダイアナ妃。その後退職して公務にいそしんだものの、出産後は子育てを何よりも優先したことは有名。

「ベビーシッターに王子の世話を任せて公務に出掛けることはあったものの、こうした状況そのものはどの家庭にもありえること。多忙な中でもダイアナ妃は出来るだけスケジュールを調整し、王子たちとの時間を大切にしていました」とジャーナリストのキャサリン・エイムズさんは1997年に発行された『ニューズウィーク』誌に書いています。「カレンダーに、王子たちのその日の様子を緑色のペンでびっしり書き込んでいたそうです」。

5.王子たちを普通の幼稚園&学校で学ばせた

ダイアナ妃の強い意志により、ウィリアム王子はケンジントン宮殿の近くにある一般の幼稚園に通うことに。「幼稚園教諭をしていた彼女だけに、一般の子どもたちと共に成長することを望んだようです」とジャーナリストであるジョージ・ハケットさんは1985年の『ニューズウィーク』誌に書いています。

6.子どもたちに王室以外の世間も見せた

2人の王子たちに普通の子ども生活を送らせたいと思っていたダイアナ妃。ジーンズと野球帽姿で外出したり、マクドナルドでハンバーガーを食べたり、遊園地でジェットコースターを楽しんだこともあったそう。

また王子たちを病院やホームレス用のシェルターに連れていったことも。「母は僕たちにありのままの現実を見せたかったんです」とウィリアム王子はABCニュースの取材(2012年)でコメント。「母には感謝してもしきれません。様々な方法で現実社会を見せてくれましたし、自分がいかに恵まれているかを知ることができました」。

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7.ファッションの持つ影響力を理解していた

それまで"恥ずかしがり屋のダイアナ妃"と呼ばれていたけれど、そんな彼女の印象をガラリと変えたのが1994年に撮影されたこの写真。サーペンタイン・ギャラリーのチャリティーイベントにミニ丈の大胆なドレス姿で現れ、美しい脚と自信たっぷりの笑顔を披露! 翌日、新聞各紙がこの写真を一面に使用したのだそう。

8.奇抜?なファッションにも挑戦

1985年にオーストラリア(メルボルン)を訪れたときのこと。ダイアナ妃はエメラルドとダイヤモンドで作られたチョーカーを"ティアラ"代わりに額に巻いたことで大きな話題に。このチョーカーはエリザベス女王からの結婚プレゼントだったそうだけど、女王なら決してしないであろうスタイルだったはず。

9.報道陣にも本心を打ち明ける

1995年、ダイアナ妃がBBCによる単独インタビューに答え、ありのままの自分を語った姿は世界中で注目の的に。後に彼女はこの取材を受けたことを後悔したと言われているものの、自身の気持ちを率直に語ったインタビューはイギリス国内だけでも2,150万人が視聴したとされているそう。

10.結婚生活についても赤裸々に告白

上記のBBCによるインタビューで、ダイアナ妃はチャールズ皇太子とカミラ夫人の交際についても発言。「女性の勘は当たるものです。私たちの結婚について、気に掛けている人がいるのは知っていました。つまり私たちの結婚生活は、2人ではなくて3人で構成されていたようなものだったんです」。

さらに正直すぎるプリンセスは、自ら元騎兵将校のジェームス・ヒューイット氏との不倫についても告白。「彼のことを慕っていましたし、恋をしていました。そして(最後は彼に)裏切られました」。

実はこの件には後日談が。インタビュー放送後1カ月もしないうちに、ダイアナ妃の報道担当者が辞任し、女王はチャールズ皇太子とダイアナ妃に離婚を促す手紙を送ったとのこと。

11.心の病や摂食障害について言及

BBCのインタビューで、ダイアナ妃は自身の過食症との格闘についても触れています。「円満な結婚生活を送っている」と振る舞うことでストレスが蓄積したことも、精神的な病を患う原因の1つだったとのこと。「過食症であることは秘密にしていました。自尊心が低く、自分には価値がないと思うことで患った病気だと思います。心身を壊すほど、(ネガティブな)考えの間をさまよっていました」。

現在ウィリアム王子&キャサリン妃夫妻がメンタルヘルスについて意欲的に取り組んでいるのは、ダイアナ妃の勇気ある告白から来るものなんだそう。

12.離婚後の独身生活も謳歌

離婚後もロマンスの噂が絶えなかったダイアナ妃。1997年夏、彼女とウィリアム王子はドディ・アルファイド氏と一緒にフランスの避暑地サントロペで休暇を楽しんでいる姿を撮影されています(同年の831日に、ダイアナ妃とアルファイド氏は自動車事故で死亡)。

13.堅苦しい態度を嫌った

子どもたちと話すとき、ダイアナ妃はいつもしゃがんで彼らと同じ目線にしていたそう。「王室ファミリーでこんな風に振る舞ったのはダイアナ妃が最初でしょう」と語るのは、『マジェスティー・マガジン』の編集者であるイングリッド・スワードさん。「ロイヤルファミリーは長年『民衆は我々にかしずくべき』と考えていたはずです。しかしダイアナ妃は『話す相手は緊張しているかもしれません。また、病気だったり、幼い子どものこともあるでしょう。目線を彼らに合わせればいいだけです』と言っていました」。

14.手を差し出すことを恐れない

これはダイアナ妃が現在に至るまで世界中から称賛され、多くの人の記憶に残っている理由の1つ。王室メンバーがチャリティー団体を支援するのは普通のこと。しかしダイアナ妃はアンゴラで地雷撤去活動に参加したり、HIV感染者と握手したり、エイズで親を亡くした子どもたちを訪問するなどの(それまで王室ファミリーがしてこなかった)活動でも知られています。

当時はまだHIVについては正しく認知されていなかった時代。「HIVは人びとを危険にさらすわけではありません。握手もハグもできますし、感染者にとってそうした行為は必要なはず」と語り、人びとに理解を呼びかけました。

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 宮田華子

COSMOPOLITAN UK

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