イギリス発の世界的バンド「コールドプレイ」。現在ワールドツアーの真っ最中の彼らは先日、アイルランドはダブリンにてコンサートを開催! 今回は、約8万3000枚のチケットが売り切れたという注目度の高い公演で起きた、ほっこりハプニングをご紹介。

その日、主役となった男性の名はロブさん。<People>によると、12年前から車椅子を使用している彼がライブを鑑賞していたところ、近くにいた男性が誤ってロブさんの上に転倒してしまったそう。転倒したことを申し訳なく思った男性とその友人たちは、「ロブさんがライブをもっとよく見えるように」と車椅子ごと持ち上げることに。男性たちの肩に支えられ、クラウドサーフィン(観客の頭上を泳ぐように移動すること)するロブさんを見つけたのは、「コールドプレイ」のボーカル、クリス・マーティン。見つけるや否や、クリスはロブさんをステージに招待。

観客が歓声をあげる中、ゆっくりとステージへ到着したロブさん。クリスは車椅子を引っ張り、ステージへ上れるよう手助けし、その後アドリブで「ロブさんとダブリン」という歌を披露! その時の映像がコチラ。

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「ロブは29歳で、仕事はトレーナー。ここはダブリン、お客さんは最高。世界中を回っているけど、こんなに声の大きい観客は初めてだ」と歌うクリス。ロブさんがハーモニカで参加したところ、クリスに「そのまま続けよう」と言われたんだとか。とてもアドリブとは思えない! ちなみに、ハーモニカはお土産としてロブさんにプレゼントされたみたい。

ロブさん本人はこの出来事について、「(緊張よりも)驚きの方が大きかった。素晴らしいライブだった」とコメント。さらに、「マンチェスターやロンドンなどでテロが起こっているけど、こうして予想もしないような素晴らしい出来ごともあるということを知ってほしい」と続けた。

「コールドプレイ」が投稿したFacebookの動画には9万近い「いいね」がついており、殺伐としたニュースが続く中で起きた心温まるハプニングに心が癒された人は少なくないはず。