歌手アリアナ・グランデが、爆破テロ発生から13日でマンチェスターに戻りチャリティコンサートを開催したことはお伝えした通り。コンサートでは300万ポンド(約42千万円)近く売り上げ、すべて「We Love Manchester Fund」へ寄付。また、コンサート前には負傷した子ども達が入院する病院や犠牲者の家族を訪問している。

そんな行動を称賛するべく、マンチェスター市議会はアリアナに初となる「名誉市民」の称号を与える方針であると<the guardian>などのニュースサイトが報道している。

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入院するファンを訪れたアリアナ。

「名誉市民」とは、"市のために行った無私無欲の活動や、コミュニティ意識を見せた人々"を表彰するためのもの。また、テロ後は「多くの人が恐怖ではなく、愛や勇気を示した。そして、それらを最も示してくれたのは他でもないアリアナだった」と市議長が発言。

マンチェスターには「Freedom of the City」という称号も存在するが、2000年以降表彰されたのは4名のみ。そのためシステムを見直す必要を感じていたのだとか。市議会のスポークスパーソンは新たな称号となる「名誉市民」についてこのように説明。

「マンチェスターの『Freedom of the City』が最も名誉ある称号であることに変わりはありませんが、滅多に授与されないため、新たな称号が必要であると長らく考えていました」

恐怖心に負けず、テロ後すぐさまチャリティコンサートを企画し、コンサートを開催したアリアナ。彼女の勇敢な行動はきっとマンチェスターの人々の心に一生刻まれるはず。