多くのスタッフが仕えるエリザベス女王は、私たちのように家の鍵を持ち歩いたり、自宅でスマホを探し回ったりする必要などなし。そこで疑問に思うのは、女王が毎日持ち歩く英国王室御用達ブランド「ロウナーのバッグの中には何が入っているのか?ということ。コスモポリタン イギリス版によると、英王室のライター、サリー・ベデル・スミスさん2012年に明かしたところによれば、その中身は鏡、口紅、ペン、ミント味のキャンディー、老眼鏡なのだとか。また、日曜日には教会に寄付するため、「きっちり丁寧に折り畳んだ」数枚の紙幣を持参するとか。

ところが、必需品を持ち運ぶ以外に、スタッフにメッセージを送るためにもバッグを使用しているらしい。

王室歴史家のヒューゴ・ヴィッカ-ズさんは、イギリスの雑誌ピープルに対し、「あなたが女王と会話中、バッグが片方の手からもう片方の手に移動したら、それは悪いサインです」と解説。というのも、これは会話を切り上げたいという気持ちの現れだからとか。

でも、実際にはさり気なく行われているので、そんな意図があることには気づかない可能性が高いそう。ヴィッカ-さんによると、「その行為はごく丁寧に行われます。(もしその行為が行われたら)誰かが(女王の会話の相手に)近づいてきて、『失礼いたします。カンタベリー大主教様がぜひ貴方様にお目にかかりたいとのことです』などと声をかけるのです」とのこと。

バッグを使ったサインは他にもあるとか。イギリスの新聞テレグラフは、彼女が夕食の席でバッグをテーブルの上に置くと、5分以内にお開きにしたいという意図を意味するそう。また、バッグを床に置いた場合、会話が行き詰まっているので、女官に助け舟を必要としているということ。

ヴィッカ-さんによると、もっとも緊急を要するサインは、女王が指輪をくるくると回すことで、それは今すぐレスキューが必要であることを意味するとか。

でも、これらが明るになってしまった以上、イギリス王室は新たなサインを考案する必要があるかも。

この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions

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