『ゼロ・ダーク・サーティ』や『インターステラー』で知られるジェシカ・チャステイン(40)が、Variety誌のインタビューに対しこう語った。

「共演男優の4分の1しかギャラを支払われないような仕事は、もう引き受けないことにしたの。自分の人生にあってはならないことだと思うから」

「映画の仕事を引き受けるときは、ギャラが公平かどうかを尋ねるようにしているの。男優と比較して、私にどれだけオファーしてくれるのかをね」

「額の問題じゃない。仕事内容に対して過払いされている業界だから。でも、ある人と同じ仕事をしているのに、その人が私の5倍ももらっているような現場にはいたいと思わない」

かつては、製作陣が男性の主役をまず確保し、彼女に支払うために残した予算の量がわかるまで、プロデューサーたちは彼女にサインさせなかったこともあったという。

「以前は、主演男優が決まる前に私がギャラの取引をすると嫌がられていた。男優より私のほうに先に話が来ていたにも関わらず、彼らは私に払える予算がどれだけ残るか、成り行きを見守るしかなかったの。ひどい話よね。だからもう、そういうのはやめることにしたわ」

「今は、オファーが来たとしても待たなきゃいけないような場合は、ただひと言"サヨナラ"ね。もし私に出演してほしいのなら、正しいことをしてほしい。残った予算で私の価値が決まるなんて、ごめんだわ」

またジェシカは最近、男女キャスト間に生じる賃金格差を拒絶したことで、大作映画に出演する機会を失ったとも明かした。

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「最近も大作のオファーを断ったわ。私にとってお金が重要なわけじゃない。賃金格差のあの古臭いやり方が問題なの。断った後、二度と彼らは戻って来なかった」

「でも、後になって『私、何をしでかしちゃったの? 大きな間違いだったかも』と思ったけど、間違いじゃなかった。なぜならそのスタジオの全員が、私が断ったことを知っていたから」

「つまり私は、評判を作っているってことになるわ。"男優と同等のギャラが支払われない現場へは、ジェシカを連れてくるな"ってわけ。大作の出演の話はなくなったけど、境界線を引いたことになるわ。ここを超えるとやっかいなことになるわよ、ってね」

「『No』と言うことは、あなたをどう扱うべきかを、他人に教育することを意味するのよ」

※この翻訳は、抄訳です。

from. Cosmopolitan

text. Naomi Gordon