『タイタニック』や『ホリデイ』などに出演しているイギリス出身の女優ケイト・ウィンスレット。言わずと知れた大女優だけれど、学生の頃はいじめられていたのだそう。そんなツライ過去を子ども向けのチャリティイベント「WE Day UK」で告白した。

素の彼女を見せるという意味もあったのか、この日は珍しくカジュアルな装いで現れたケイト。子ども達に向けて「自分の価値を信じれば何でも成し遂げられる」と伝えた

私は学校でいじめられていました。『ブラバー』と呼ばれたわ(ブラバーとは贅肉やクジラなどの分厚い油のことを指し、ぽっちゃりした女の子がいじめられる内容の小説のタイトルでもある)。女優を目指していることもからかわれました。戸棚に閉じ込められ、笑われたこともあります

「私はそんなに美人じゃなかったわ。だから、『太い女の子の役を演じるのなら、女優になれるかも』なんて言われることもあった。キャスティングエージェントにも『あなたは私たちが探しているタイプじゃない』って何度も言われたの

でもだからって、夢を諦めようとはしなかった。戦ったの。批判的なコメントは無視して、自分を信じた。もっと上を目指して、一生懸命頑張った。自分が大好きなことを続けるためには、誰にも倒されないような精神を持たなきゃならないの。そして、自分の価値を信じる必要もあったわ。それが一番難しいことかもしれないけれど

キャスティングでも、ことごとく断られていたというケイト。ところがある日、『タイタニック』のローズ役を射止めることに成功!

「ある日突然、私はローズ役に選ばれたの。一番キャスティングされなさそうな候補だと思われていたわ。イギリスにあるサンドウィッチショップの娘が、大がかりな、そしてものすごく有名な映画に出演することになったのよ! だからどんな人でも、信じれば夢を叶えることができるはずなの

今では、"欠点"も含めたありのままの自分を受け入れているというケイト。きっと彼女の力強いスピーチは、子どもたちの未来を明るく照らしたに違いない。