その美貌やアイコニックなファッション、また慈善活動を熱心に行っていたことなどで、英国民のみならず世界中から愛されたダイアナ妃。

"イギリスのバラ"とも呼ばれた彼女が、パリで起きた交通事故により亡くなったのは20年前の1997831日。そのわずか数ヶ月前に挑んだとある雑誌の写真撮影が、ダイアナ妃にとっては最後の公式な撮影となったそう。そしてその撮影を担当したのが著名なフォトグラファー、マリオ・テスティーノ。

雑誌<ヴァニティ・フェア>のために撮影された写真は、それまで表現されてこなかったダイアナ妃の"真の美しさ"がおさめられたと言われている

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『ヴァニティ・フェア』1997年7月号の表紙。インタビューでは離婚後、次のステップに進もうとしていることなどを話していた。

People>によると、そんな貴重な写真の数々を見られる展示会が、51日から108日までダイアナ妃が幼少期を過ごした家で開催される模様。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

ダイアナが暮らした家「Althorp Estate」の図書室。

▽ 今回見られる15点の写真は、2005年にも一度展示されたことがあるもの。以下は2005年に開催された「Princess Of Wales By Mario Testino」の様子。現在はペルーの「MATE - Museo Mario Testino」の写真展にて展示中。

ダイアナ妃の死から20年。弟が最後の写真を展示
Getty Images

ダイアナ妃 マリオ・テスティーノ
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▽ この写真と、着用しているドレスはオークションにかけられたもの。

ダイアナ妃の死から20年。弟が最後の写真を展示
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ダイアナ妃の最後の写真を今年展示することに決めたのは、ダイアナ妃の弟である第9代スペンサー伯爵。事故の20周忌をトリビュートするために開催することにしたのだそう。

「私はマリオ・テスティーノがダイアナの心の本質を写真に収めてくれたと考えています。これらの素敵な写真を初めて見たときは衝撃を受けました。美しく素晴らしい姉を振り返り、トリビュートをするには、20年が経過した今が適していると考えたのです」

写真家のマリオも写真についてこのようにコメント。

「(撮影した写真は)ダイアナ妃の優しさや美しさの象徴となりました。そのような写真がスペンサー家で飾られることをとても嬉しく思います。彼女は生家へ帰ることができるのですから」

写真展では他にも、遺産に関する展示や慈善活動へのトリビュートが行われる予定! 時代や国境を超えて愛され続けるダイアナ妃が、"最後に見せた素の笑顔"を見られる貴重な機会になりそう。