恋多き歌姫テイラー・スウィストの元彼トム・ヒドルストン。コスモポリタン イギリス版によれば、彼女との交際は真剣であったことや未だ失恋のショックから立ち直れていないよう。

昨年の夏、トムが『I♡T.S.(アイ・ラブ・テイラースウィフト)』と書かれたタンクトップを着た写真がパパラッチされ世間から、恋愛に見せかけたPR行為なのではないかと憶測されバッシングを受けたことを振り返り、<Hollywood Reporter>の取材では「僕たちは真剣交際していて、とても良い関係。見せかけの恋愛ではないよ」とコメントしていた。

また、交際中の6月には「次の『007』映画でジェームスボンド役に抜擢されるのでは?」とも噂されていましたが、ボンド役はミステリアスな存在でなければならず、スキャンダルで騒がれている彼には務まらないのでは…と白紙になったことも。

その後、9月に<US Weekly>でエミー賞の授賞式前に別れたと報じられた。テイラーは交際があまりにも世の中に騒がれていることに嫌気がさしたのだとか。売名行為とも言われていたトムのテイラー大好きアピールだったものの、<GQ>によれば本当に彼女のことが好きで現在も傷心しているそうで…。

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インタビュアーによるとトムは「テイラーは素晴らしい女性。優しくて思いやりがあって、一緒に過ごした時間は最高だった。『IT.S.』タンクトップはただの仲間内のジョークだった」という当たり障りない話から始め、そこから少しずつ深い胸の内まで語っている。

他人が自分をどう思っているか気にし出したらキリがないので、精神的に強くなければやっていられないよ。でも僕らの関係は確かに存在していて、それは2人にしかわからないこと。勝手に写真を撮られて、何の根拠もなくそこから憶測でストーリーを作り上げられて…普通に日常を送りたいだけなのにそれが困難な状況だ。海でのタンクトップ写真はほんの冗談だった。

これだけ話が膨れ上がって世間の注目を浴びたのに驚いている。まるでタンクトップ事件が2人の関係の象徴みたいになってしまった。

普通に恋愛がしたかったから、レストランや旅行に行ったよ。難しいのはわかるけど、テイラーには信じてもらいたかった。

インタビュアーのブロデッサー・アクナー氏によると、トムは本当に失恋から立ち直れていない様子だったよう。そして驚くことに彼の方から「言い足りないことがあるから、再度インタビューを設定してほしい」との依頼があったそう。2回目のインタビュー内容を、ブロデッサーは次のように説明。

彼は「愛のためには戦わなければいけない。誰かに何か言われるのを恐れていては仕方がない。自分には正直でありたい」と言っていました。

本当のことを話してもらいたかったので、私はテープレコーダーを止めて彼のほうを見ましたが、そこにはPR対戦で有利な証言をしたい俳優ではなく、ただ恋の終わりに落ち込んでいる1人の男性がいました。

それから私たちはいろいろな話をしました。恋人と向き合うことの難しさや、愛している相手から愛されていないと気付いたときの悲しみ、辛いことも含め人は経験から成長していくことなどについて語り合った。辛い経験の後でも喜びや愛を持てる人でありたいもの。そのためには大胆でオープンで打たれ強くて自分に正直でなければならない。

こんなにも愛されているテイラーは世界の歌姫であるのに加え、やはり女性としても魅力的な存在であることがわかる。同時にトムのナイーブで人間らしい一面も伝わってくるインタビュー…心の傷を癒やし、俳優としてこれからも輝けるよう応援したいですね。