一流セレブたちの素顔が垣間見えることから人気になった名物コーナー"車中カラオケ"こと「カープール・カラオケ」過去にはレディー・ガガ、セレーナ・ゴメスなどの歌姫にとどまらず、ファーストレディーのミシェル・オバマまでもが出演Apple Musicがスピンオフシリーズを制作することも決定している。

今や世界に名を轟かせる人気コーナーだけど、最初はセレブの誰も出演したがらなかったんだとか。そんな状況を変えてくれたのが、昨年のクリスマスに死去した元「ワム!」のジョージ・マイケルだったという。

司会のジェームズ・コーデンが、ジョージ・マイケルに感謝を表したのは今月、冠番組『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』の番組中のこと。いつもは陽気なジェームズもしんみりとなり、人生でどれだけジョージに救われたかを語った。

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James Corden Reflects On George Michael and How He Inspired Carpool Karaoke
James Corden Reflects On George Michael and How He Inspired Carpool Karaoke thumnail
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僕は、音楽を愛した期間と同じだけ、ジョージ・マイケルを愛してきたと思います。人生で何度もジョージの音楽に救われました。『自分は独りだ』と思った時に彼の音楽を聴けば、必ず彼が僕のところに降りてきて、手を差し伸べてくれた。『君は独りじゃない、君と同じように感じている人は大勢居るんだ』と教えてくれているようでした」

さらに、2011年にジョージと共演したことがきっかけで名物コーナー「カープール・カラオケ」が誕生したことも明かした。

イギリスのチャリティーイベントで、ジョージが僕とコントをすることを快諾してくれました。1時間直接電話で話し合った結果、車で歌いながら会場に向かうという内容に決まった。そのコントは、まさに僕がはじめてセレブと車で歌った瞬間でした。今では車で歌うことが人生の大部分を占めてるでしょ? でも、ジョージにインスパイアされ、この番組でコーナーをスタートさせようと試みた時、セレブは出演したがらなかったんだ。そんな時、ジョージと一緒に歌っている映像を数名に送ってみたら、マライア・キャリーが、『ジョージが満足したのなら、私には十分よね。やるわ』と言ってくれたんです。だから、永遠に残る彼の素晴らしい音楽に感謝をするだけでなく、番組としてもジョージに恩恵を受けたことを感謝しています

そして当時のコントも番組内で放送。内容は、チャリティーイベントに参加させてもらえず拗ねてしまったジョージを音楽でなだめるというものだった。それも「僕がゲイだから一緒にいるところを見られたくないんだろ」と勘違いしているところがチャーミング。

音楽の才能にもユーモアのセンスにも溢れていたジョージ。53歳という早すぎる死だったが、彼の生んだ作品と人生はこれからも語り継がれるのだろう。

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Mariah Carey Carpool Karaoke
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