今やお茶の間で欠かせない存在となったエレン・デジェネレス。看板トーク番組を持つコメディエンヌで、『ファインディング・ドリー』でドリーの声を務める傍らで、デザイナーまでもこなす彼女は、『フォーブス』誌で「最もパワフルな女性」のリストにも載ったことも。

しかし、キャリアが絶好調な中、私生活では妻とは"離婚寸前"と噂を立てられることもしばしば。そんなエレンが『ピープル』誌に真相を語った。

現在58歳のエレンが、レズビアンであることをカミングアウトしたのは1997年。告白を歓迎する人もいたが、同時に多方面からバッシングを受けたそう。当時の彼女に、現在の彼女が言葉をかけるとしたら、こういうのだとか。

「状況はよくなるから」

これを聞くだけでも、どれだけカミングアウト後が辛かったのかが伝わってくるが、現在はとても幸せな日々を送っているみたい。

「今は何もかもにありがたみを感じるの。健康だし、愛する人がいて、本当に幸せよ。当たり前のことじゃないから。"親友"って、誰でも必ず見つけられるわけじゃないからね」

エレンの妻は、ドラマ『アリー・myラブ』や『スキャンダル』などで知られる女優のポーシャ・デ・ロッシ2004年に交際をスタートさせ、カリフォルニア州で同性結婚が認められた2008年にエレンが3カラットのダイヤを贈り、結婚したそう!

2人の熱々な関係は変わらないようで、いつもお互いに「私たちは本当にラッキーね」と言っているのだとか。

「夜、眠りにつく前に言うのよ。とにかくいつも感謝しているわ。今は本当に落ち着いた生活を送れているの。私はずっとここにいるし、彼女もずっとそばにいる。人生でここまでたどり着くまで時間がかかったわ

さらに愛は与えた分だけ返ってくるともエレンは言う

「愛した分だけ愛されるんだと思う。だから怒りや、ネガティブな感情が自分へ向けられる時は、"どうしてこうなってるの? 私が悪いエネルギーを作っている原因なの?"と真剣に考える。その結果答えが"いいえ、私は何もしていない"だったら、もう関係は終わらせなきゃね」

また、2人はどんなに仕事で多忙でも、家庭を第一に考えているのだとか。

私たちはお互いを最優先に考えてるわ。子どもがいれば子どものことをまず考えなければならないでしょうけど、私たちはお互いに相手を一番に考えてる。それこそが、最も重要なことよ

現在はロサンゼルスの家で、3匹の猫と3匹の犬と一緒に妻のポーシャと暮らしているエレン。LGBTQコミュニティに対して閉鎖的だった時代にカミングアウトし、理解を得られるまでツラい思いをしたこともあったからこそ、今の幸せに心の底から有難味を感じられているみたい。

エレンたちは常に支え合い、愛し合うことを大切にしているようだし、離婚なんてありえない! これからも2人の愛を見守っていきたい。